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大統領警護処出身「海兵隊ゴルフ場の予約をお願い」、元海兵隊師団長は予約確定のメールを返信

大統領警護処出身「海兵隊ゴルフ場の予約をお願い」、元海兵隊師団長は予約確定のメールを返信

Posted July. 16, 2024 08:44,   

Updated July. 16, 2024 08:44

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海兵隊員殉職事件捜査での外圧疑惑を捜査している高級公職者犯罪捜査処(公捜処)は、イム・ソングン元海兵隊第1師団長が大統領警護処出身のソン某氏と海兵隊ゴルフ場の予約と関連してやり取りした携帯メールを確保したという。

15日、東亜(トンア)日報の取材を総合すると、公捜処は2022年5月、ソン氏が海兵隊ゴルフ場の予約を要請し、イム氏に送った携帯メールを確保したという。同じ海兵隊出身のソン氏は、イム氏の「助命ロビーの窓口」として名指されている人物だ。イム氏とのゴルフ会について議論したと知られているカカオトークのチャットルームには、ドイツモーターズ株価操作事件の共犯のイ某氏なども一緒にいた。

当時、ソン氏は、「5月中にトクサン台での運動を予約してほしい」という趣旨の携帯メールをイム氏に送り、イム氏は「西海延坪島(ソへ・ヨンピョンド)で訓練中なので、のちほど連絡する」という趣旨で答えたという。公捜処は、「トクサン台」とは、京畿道華城(キョンギド・ファソン)にある海兵隊のゴルフ場を指す「トクサン台ゴルフ場」を意味すると見ている。

また、公捜処は、イム氏が同年6月、本人の名前でトクサン台ゴルフ場を予約した内訳が盛り込まれた予約確定メールをソン氏に送った(転送した)事実を把握したという。この携帯メールには、予約時間とコースなどが含まれていたという。公捜処は最近、このゴルフ場を訪問して出入り記録などを確認したと見られる。

ソン氏は15日、東亜日報の電話取材に対し、イム氏とゴルフをした事実を認めた。ただ「たまたま人事異動前に安否を尋ねて会ったのであって、『ゴルフ会』ではない」とし、「その後は、ゴルフをしたことがない」と釈明した。イム氏側は、「(海兵隊員が殉職した)昨年7月19日から(2回目の辞意表明後の)8月31日まで、ソン氏と電話をしなかった」とし、助命ロビー疑惑を否認しながらも、携帯メールなどで接触したかどうかは明らかにしていない。


ク・ミンギ記者 チェ・ミソン記者 koo@donga.com