Go to contents

トランプ氏の「息子の婚約者」が全党大会に登場して応援演説

トランプ氏の「息子の婚約者」が全党大会に登場して応援演説

Posted July. 19, 2024 09:05,   

Updated July. 19, 2024 09:05

한국어

15日から3日間開かれる米ウィスコンシン州ミルウォーキーの共和党全党大会で、トランプ大統領候補の家族が総出動して応援に乗り出している。3日目の大会で話題になったのは、トランプ氏の「将来の義理の娘」として応援演説に立ったキンバリー・ギルフォイル氏(55・写真)。FOXニュースのアンカー出身ならではの強烈なスピーチスタイルと、有力民主党政治家と離婚した経歴などに関心が集まっている。

ギルフォイル氏は、トランプ氏の長男ドナルド・ジュニア氏(46)と2021年に婚約した。カリフォルニア出身のギルフォイル氏は義母となるメラニア氏(54)より1歳年上だ。1994年にサンフランシスコ大学ロースクールを卒業し、地方検事として活動した法曹出身だ。ギルフォイル氏は2001年、当時サンフランシスコ市長だった民主党所属のギャビン・ニューサム・カリフォルニア州知事と結婚し、「おしどり夫婦」で有名だったが、5年で離婚した。

04年に放送界に入った当時、法律チャンネルのコートTV、CNNのアンダーソン・クーパー・ショーなどに出演したギルフォイル氏は、離婚後の06年に代表的な保守メディアであるFOXニュースに移籍した。「フォックス・アンド・フレンズ」など右派傾向の強い番組に出演し、FOXニュースの看板アンカーになった。

トランプ氏一家と縁を結んだのは、18年に長男のドナルド・ジュニア氏が離婚してからだ。ギルフォイル氏は20年の大統領選挙でもトランプ選挙陣営の資金調達責任者兼法律顧問を務め、「将来の義父」の選挙運動に参加した。当時、ギルフォイル氏の全党大会応援演説は、「カリフォルニアは公園にヘロインの注射針が落ちており、通りでは暴動が起こり、家では停電が起こる」と元夫を強く批判し、大きな注目を集めた。17日、4年ぶりに戻った全党大会でも、ギルフォイル氏はバイデン大統領のリーダーシップを批判した後、大きな声で「立ち上がれ」と叫んで演説を終えた。

家族中心の政治活動を拡大しているトランプ氏の息子やその妻らは、新たな「権力」として注目されている。前日に応援演説を行った次男エリック氏の妻ララ氏は、共和党全国委員会の共同議長を務め、選挙運動資金を握っていると言われている。


キム・ユンジン記者 kyj@donga.com