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外国人が見た韓国、こんなに不思議に思われている?

外国人が見た韓国、こんなに不思議に思われている?

Posted July. 20, 2024 08:49,   

Updated July. 20, 2024 08:49

한국어

数年前、日本鳥取県の文化観光担当公務員たちに会った時のことだ。韓国にはチムジルバンというところがあるが、入浴しながら宿泊も可能で、パソコンゲームや映画鑑賞もできると言ったら、とても不思議がっていた。その反応に浮かれて、良いところはボウリング場やカラオケ、サウナはもちろん、冷凍庫のような「氷の部屋」もあると言ったら「え?!え?!」と言って、想像がつかないという表情をした。私たちには慣れていることが、外国人にはとても面白くて不思議なことだということを、その時肌で感した。

この本にはそのような、私たちは皆知っていることだが外国人の目には不思議で仕方ない話が書かれている。「ヨーロッパやアメリカでは、レストランでの価格でカキ1個当たり4~5ドルが基本で、さらに高いものもある。市場でも、牡蠣は一個一個数えて販売するのが一般的だ。しかし、韓国では牡蠣を個数で販売せず、重さで販売している。スーパーでは殻を取り除いたカキ20個程度を5ドル前後で販売している」(「ソウル、眠らない都市」)

実に不思議な本だ。見ての通り、正直に言って私たちにはあまり新しくもない内容だ。ところが、韓国を知らない外国人が読みながら不思議に思うことを考えると、面白い。

サムギョプサルを初めて食べて驚いて目を丸くする欧米人や、「挑戦!」と叫んで青陽唐辛子を食べて、後ろに倒れる日本人をユーチューブで見ている感じというか。

著者は、「韓国では物を紛失するリスクが非常に低い」として、カフェとともに、試合が開かれる日の地下鉄駅構内のコインロッカーの事例も紹介する。数万人が集まってロッカーが足りなくなると、その近くにそのまま置いておいて、試合終了後に持っていくカバンが数百個もあるという。宅配の品物を家の前に置いて行っても、さらに宅配の運転手が車のドアを開けておいて配達に行っても誰も持って行かないことを知ったら、驚かない外国人が何人いるだろうか。しかもトラックであれ、オートバイであれ、エンジンがかかったままだ。

同じ内容を英語にも翻訳しているので、本がかなり厚い。著者は、ハングル原稿を人工知能(AI)とチャットGPTを活用して英語に訳したと言ったが、AIが韓国語をどのように翻訳したのかを見るのもささやかな楽しみだ。


李鎭求 sys1201@donga.com