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トランプ氏「最も偉大な4年間を始めよう」

トランプ氏「最も偉大な4年間を始めよう」

Posted July. 20, 2024 08:49,   

Updated July. 20, 2024 08:49

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「米国を再び偉大に(MAGA・Make America Great Again)!」

トランプ前米大統領が18日(現地時間)、共和党の大統領候補への指名を受諾し、2016年、20年に続く3度目の大統領選に挑戦する。13日の銃撃事件後、初めて演説を行ったトランプ氏は、対外的には「米国第一」を強化し、国内的には「団結」を追求する考えを明らかにした。また、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記との「トップダウン式外交」を再開する考えも明らかにした。

トランプ氏は15日からウィスコンシン州ミルウォーキーで開かれた「2024共和党全党大会」の最終日である同日、大統領候補受諾演説を通じて「4ヵ月後の大統領選挙で勝利を収め、史上最も偉大な4年間を始めよう」とし、「米国を最も偉大な国にしよう」と呼びかけた。そして「私たちは勝つ」と叫び、参加者が自分の名前を連呼すると、また「ウィン(勝つ)」を連呼した。

トランプ氏は、「韓国、台湾、フィリピンなどで紛争の恐怖が広がっている」と述べ、ウクライナ戦争を含め、バイデン政権が引き起こしたすべての国際危機を終わらせると主張した。

特に、トランプ氏は正恩氏との首脳外交再開の意向を明らかにした。また「核兵器をたくさん持っている人と仲良くなるのはいいことだ」とし、「(ホワイトハウスに)戻ったら、再びうまくやっていく」と述べた。また、正恩氏が「私とうまくやっていた時、北朝鮮はミサイル発射を中止した」とし、「私を恋しく思っているだろう」と自信を見せた。これまでトランプ氏は、北朝鮮の核実験とミサイル発射の中止を自身の政権時の主要な外交成果として強調してきた。今回の演説でも正恩氏と再び会う意向を示したのだ。

トランプ氏は、米国産業の保護を中心に、より強固な「米国第一主義」も予告した。トランプ氏は、「他の国が米国に入ってきて私たちを略奪することを許さない」とし、「米国で販売されるすべての製品は米国で作られなければならない」と明らかにした。また、米国内の石油や天然ガスなど化石エネルギーの掘削再開計画も明らかにした。

共和党の全面的な支持を受けるトランプ氏とは異なり、バイデン大統領は民主党の激しい大統領候補辞退要求に直面している。米紙ワシントン・ポストによると、ペロシ元下院議長は一部の民主党議員に、「大統領の(大統領候補)辞退の受け入れが間近であると信じる」と話したという。早ければ数日以内にバイデン氏が辞退を宣言するという観測も流れている。ある民主党知事はCNNに「今後72時間が重要だ」と話した。


ミルウォーキー=ムン・ビョンギ特派員 weappon@donga.com