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崔泰源SK会長「2~3年以内にNVIDIAに敵なし」

崔泰源SK会長「2~3年以内にNVIDIAに敵なし」

Posted July. 20, 2024 08:50,   

Updated July. 20, 2024 08:50

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「2~3年以内にNVIDIAの敵はいません。崩れないでしょう」

大韓商工会議所の会頭を兼ねているSKグループの崔泰源(チェ・テウォン)会長は19日、済州新羅(チェジュシルラ)ホテルで開かれた大韓商工会議所の済州フォーラムで、「AI半導体トップのNVIDIAは、いつまで勢いに乗ると思うのか」という質問に対し、このように答えた。崔会長は、「誰かがチップを同じように作っても、そのハードウェアを駆動するソフトウェアを一瞬にして(うまく)作る方法がない」と説明した。

ただ、崔会長は、「その後は、企業がAIを利用してお金を稼ぐかがカギだ」と付け加えた。企業がAIで収益化に成功すれば、引き続き高くても性能の良いNVIDIAのチップを使うだろうが、そうでなければさらに安くてコスパの良いチップへの需要が大きくなるという予測だ。

崔会長はまた、AI産業を過去の「ゴールドラッシュ」に喩え、「SKやNVIDIAのような半導体会社は、金を掘るAI企業のためのジーンズやつるはしを売って金を稼ぐ」とし、「ネイバーなどAI企業が、少ない費用で金を掘らせるのが私たちの基本戦略だ」と話した。崔会長はそれと共に、「AIという金鉱事業は、大韓民国だけでは難しいグローバル戦争だ」とし、「勝利するためには友軍が必要であり、米国であれ日本であれ、力量になるパートナーを探して多様な可能性に備えなければならない」と強調した。

崔会長とともに対談を行ったネイバーの崔秀姸(チェ・スヨン)代表は、「ソブリンAI(AI主権)」を強調した。崔代表は、「済州島の美味しい店を探せば皆(望む結果が)違うように、歴史的、文化的脈絡に合う国別AIが必要だと思う」とし、「ネイバーは、自国語中心モデルを開発した経験とノウハウを基に、世界の色々な国がソブリンAIを確保できるよう支援しようと思う」と話した。

崔代表は、「重要なのは、一人ではできないため、韓国を挙げての協力モデルをよく構築することが、AI時代の私たちが競争で勝つ道だと思う」とし、「AIインフラやデータ、サービスなど多様な領域で共通した目標を持つ企業と共に、グローバルソブリンAI生態系を拡張していきたい」と話した。


西帰浦=パク・ヒョンイク記者 beepark@donga.com