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15年ぶりに韓国を訪れた役所広司氏、「私の名前は宋康昊」

15年ぶりに韓国を訪れた役所広司氏、「私の名前は宋康昊」

Posted July. 22, 2024 08:48,   

Updated July. 22, 2024 08:48

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「映画『PERFECT DAYS(パーフェクト・デイズ)』を奉俊昊(ボン・ジュンホ)監督が撮ったなら、主人公は宋康昊(ソン・ガンホ)氏だったでしょう」

21日、ソウル鍾路区(チョンロク)のシネキューブ光化門(クァンファムン)。日本の国民的俳優、役所広司氏(68)がこう冗談を言うと、宋康昊氏(57)と観客300人余りが爆笑した。映画で、東京・渋谷の公衆トイレの清掃作業員で寡黙な平山を演じた役所氏は、「私の名前は宋康昊」と冗談を言うなど、会場を沸かせた。

観客との対話は、3日に公開された「PERFECT DAYS」の宣伝のために行われた。アート映画であり、秀作という評価を受け、国内で4万6千人の観客を動員した。「日本の安聖基(アン・ソンギ)」と呼ばれる役所氏が来韓したのは、2009年「ガマの油」で釜山(プサン)国際映画祭に参加して以来15年ぶり。

宋氏は、「私は2022年の映画『ブローカー』で、役所氏は昨年の『PERFECT DAYS』でフランスのカンヌ国際映画祭で主演男優賞を受賞した縁で出会った」とし、「『PERFECT DAYS』で平山が笑っているのか泣いているのか分からない最後のシーンが、私が演じた映画『殺人の追憶』(03年)の最後のシーンのように感じた」と語った。役所氏は、「映画に登場する米国のジャズ歌手ニーナ・シモン(1933~2003)の音楽『フィーリング・グッド』を実際に流して最後のシーンを撮影したのが記憶に残っている」と話した。


イ・ホジェ記者 hoho@donga.com