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トランプ氏、金正恩氏に「もう核兵器は十分あるだろう」…選挙集会で公開

トランプ氏、金正恩氏に「もう核兵器は十分あるだろう」…選挙集会で公開

Posted July. 22, 2024 08:55,   

Updated July. 22, 2024 08:55

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「(北朝鮮の金正恩総書記に)『もう十分核兵器はあるだろう。落ち着いたらどうだ』と言った」

米共和党全党大会後、副大統領候補のJ・D・バンス上院議員と初の選挙集会を行ったトランプ前大統領が、再び北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記との親密な関係を誇示した。暗殺未遂事件後、「団結」を強調したトランプ氏は、以前と同様にバイデン大統領を「民主主義に対する脅威」と非難した。

トランプ氏は20日(現地時間)、競合州の一つであるミシガン州グランドラピッズで行った選挙集会で、候補受諾時に誇示した正恩氏との「ブロマンス」を改めて強調した。トランプ氏は、「敵対国の首脳とも友好的な関係を築き、米国は安全だった。正恩氏とうまくやっていた」とし、「野球の(ニューヨーク)ヤンキースの試合でも見に行こうじゃないか』と言ったことがある」と話した。ただし、いつこのような会話をしたかは明らかにしなかった。

中国の習近平国家主席についても言及した。トランプ氏は、「習氏が(暗殺未遂事件後)美しい手紙をくれた」とし、「彼は賢明で強い指導者だ」と称賛した。

トランプ氏は、ライバルであるバイデン氏とハリス副大統領は、「愚かだ」「狂っている」と非難した。そして、「現在、米国は(知能が低い)馬鹿と愚か者らが運営する国」とし、「特に(バイデン)大統領はIQが70」という誹謗中傷も浴びせた。前日の共和党全党大会の時の候補受諾演説で見せた比較的穏やかな発言とは全く違った。大統領候補差し替え論に包まれた民主党に対しては、「彼らは自分の候補が誰なのかも全く知らない」と述べた。

右耳に小さな絆創膏を貼って壇上に上がったトランプ氏は、「(バイデン氏と民主党は)私が『民主主義に対する脅威』だと言っている」とし、「私は先週、民主主義のために撃たれた」と述べた。選挙集会に参加したバンス氏も、「1週間前、暗殺者がトランプ氏の命を奪おうとした」とし、「今、ミシガン州に多数の群衆がトランプ氏の選挙集会に集まったという事実が信じられない」と述べた。

ミシガン州は大統領選の結果を左右する重要な競合州の一つだ。トランプ氏が、「土の匙」出身のバンス氏をランニングメイトに選んだのも、2016年の大統領選勝利に貢献したミシガンやペンシルバニア、ウィスコンシン、オハイオなど「ラストベルト」の有権者の票を得るための戦略とみられる。ミシガン州は最近まで民主党が優勢だったが、最近、バイデン氏の大統領選辞退をめぐって民主党内外で亀裂が生まれ、共和党との差が縮まっている。


キム・ユンジン記者 kyj@donga.com