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MS発の世界的なIT大混乱、経済コスト1兆4000億ウォン超の可能性

MS発の世界的なIT大混乱、経済コスト1兆4000億ウォン超の可能性

Posted July. 23, 2024 08:38,   

Updated July. 23, 2024 08:38

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マイクロソフト(MS)のクラウドサービスのシステム障害に触発された「グローバル情報技術(IT)大乱」により、経済的コストが10億ドル(約1兆4000億ウォン)を越える可能性があると米CNNが報じた。

21日(現地時間)、CNNによると、米アンダーソン・エコノミック・グループのパトリック・アンダーソン最高経営責任者(CEO)は、今回のIT大混乱によるコストは10億ドルを軽く超えるだろうと予測した。アンダーソン・エコノミック・グループは、ストや事業中止など、事件の経済的コストの試算に特化した企業だ。

アンダーソン氏は、「かつて、米国の自動車販売会社にサービスを提供するソフトウェア会社CKDのグローバルハッキングによって発生したコストが10億ドルと試算された」とし、「今回の事態は、様々な形ではるかに多くの消費者と企業に影響を及ぼし、復旧しにくい被害が発生した。航空便のキャンセルによる損失と、航空便の遅れによる人件費や燃料費などでCKD事態の時よりさらに大きなコストが発生しただろう」と話した。

韓国政府は、韓国国内での被害規模の把握と共に、再発防止のための対策作りに乗り出した。科学技術情報通信部(科技部)は20日、ソウルでMSと緊急会議を開き、クラウドサービスのシステム障害に関連した後続措置について話し合った。科技部側は、「MSは、被害を受けたクライエントなどに対し最大限支援を行っており、追加被害が発生するかモニタリングしている」とし、「補償などの問題は、米本社と引き続き話し合っている」と伝えた。

国土交通部(国土部)も近いうちに、航空会社と関係対策会議を開催する予定だ。国土部の関係者は、「まだ賠償について具体的な話は出ていない」とし、「今回の事態のような問題が起きないよう、今後の対策などについて議論したい」と話した。


ナム・ヘジョン記者 namduck2@donga.com