現代(ヒョンデ)自動車が、日本の電気バス市場に参入する。2022年、純電気自動車で12年ぶりに日本の乗用車市場に再参入したのに続き、今回はエコ商用車で日本市場への攻略に乗り出した。
現代自動車は、日本の運輸・観光サービス企業である岩崎グループと無公害電気バス「エレクシティタウン」(写真)の供給のための意向証明書(LOI)を18日交わしたと、23日明らかにした。LOIとは、本契約に先立って相互の合意事項をまとめたもので、現代自動車はその後、本契約に乗り出し、第4四半期(10~12月)に第1号車を、来年第1四半期(1~3月)までに計5台を岩崎グループに供給する計画だ。
日本鹿児島県を中心に事業活動を行う岩崎グループは、現代自動車の電気バスをユネスコ(UNESCO)世界自然遺産に指定された屋久島の路線バスとして運営する方針だ。「海の上のアルプス」と呼ばれる環境にやさしい観光地を走る車として、現代自動車の電気バスを選んだのだ。岩崎グループは、追加の商用電気自動車モデルの投入も検討する予定だ。
岩崎グループの岩崎義太郎社長はLOIの締結式で、「現在、日本には中国製電気バスも販売されているが、品質信頼度の高い現代自動車の電気バス選ぶことになった」とし、「今後、屋久島で運行する車両をすべて電気自動車に交換する計画だ」と明らかにした。
金在亨 monami@donga.com