26日(現地時間)に開幕した2024年パリ五輪が、韓国選手団に対するずさんな進行と誤りで物議を醸している。開会式で韓国選手団を「北朝鮮」選手団と誤って紹介し、公式ソーシャルメディアには韓国初の金メダリストである呉尚旭(オ・サンウク、27・フェンシング)の英語名を「オ・サング」と誤って記した。
国際オリンピック委員会(IOC)は同日、開会式の中継映像で48番目に入場した韓国選手団の国籍を英語とフランス語で「北朝鮮」と誤って紹介した。レインコートを着て太極旗を振って入場した韓国選手団に対して、会場内の女性アナウンサーはフランス語で「北朝鮮(Rpublique populaire dmocratique de Core)」と誤って言及した。その後、英語で「北朝鮮(Democratic People's Republic of Korea)」と述べた。
議論が大きくなると、IOCのバッハ会長は27日、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領に電話をかけて直接謝罪した。大統領室は、バッハ氏が尹大統領に、「弁明の余地のないことが発生し、深くお詫び申し上げる。このようなことが繰り返されないよう努力する」と述べたと明らかにした。
しかし、同日、五輪公式ソーシャルメディアで、呉尚旭選手の英語名が「オ・サング」と誤表記され、不信感が大きくなっている。IOC側が特別な謝罪と説明なく名前だけを修正したことにも批判が起きている。
イ・ジユン記者 ファン・ヒョンジュン記者 asap@donga.com