ティモンとウィメプの精算遅れによる被害が広がっている中、キューテングループの系列会社4社の営業活動による累積損失が2兆6000億ウォンに達することが分かった。ティモンとウィメプが資本金を取り崩している状態にある中、親企業であるキューテンと他の系列会社もキャッシュフローが詰まっている可能性があるという意味だ。時間が経っても、消費者への払い戻しや販売者への精算を完了するのは難しいだろうという懸念が出ている。
28日、東亜(トンア)日報がシンガポール企業庁と金融監督院の電子公示などを分析した結果、シンガポール電子商取引会社「キューテングループ」の主要系列会社であるティモンやウィメプ、キューテン、キューエクスプレスの4社の累積損失額は計2兆5811億ウォンと集計された。会社別の最近の公示内容の累積欠損金を全て合わせたものだ。
キューテンは、2021年末までの累積損失額が4億1814万シンガポールドル(約4315億ウォン)だ。2019~2021年は、毎年1000億ウォン前後の営業赤字を出した。ナスダック上場を推進していた物流子会社のキューエクスプレスも、2022年末基準で1億2534万シンガポールドル(約1293億ウォン)の累積損失を出している。ティモンとウィメプの累積損失は、それぞれ1兆2644億ウォン(2022年末)と7559億ウォン(2023年末)だった。
キューテングループは流動性確保のため、系列会社の現金活用や外部資金の輸血案などを検討しているが、容易ではないという。キュテングループのク・ヨンベ代表は、東亜日報からの流動性確保策に関する質問に対し、携帯メールで「まだ資金と収拾策を探している」とだけ答えた。
キム・ウンジ記者 eunji@donga.com