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実力も、闘志も、品格もすべて輝いた韓国選手たち

実力も、闘志も、品格もすべて輝いた韓国選手たち

Posted July. 30, 2024 08:48,   

Updated July. 30, 2024 08:48

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韓国女子アーチェリーがパリ夏季五輪団体戦決勝で中国とシュートオフまで行く接戦の末、10連覇を達成した。チョン・フンヨン(30)、チム・スヒョン(21)、ナム・スヒョン(19)で構成された代表チームは、強風と連覇の偉業を続けなければならないという重圧感を乗り越え、表彰台の一番高いところに立った。3人とも五輪の舞台は初めてで、心配の視線もあったが、内部選考を通過したときに放った2500本の矢の力を信じたという。実力だけで選ぶ公正な選考システムは、外信が「超人的な境地」と絶賛した韓国アーチェリーの勝利の秘訣だ。

パリ五輪の韓国代表チームは最弱体という予想を覆し、大会序盤からメダルを獲得している。29日には韓国代表チームの最年少選手である女子高校生バン・ヒョジン(17)が女子10メートルエアライフル個人で五輪新記録を樹立し、今大会4個目、史上100個目の金メダルを獲得した。女子10メートルエアピストルでは、メダル圏外だった「射撃の新星」オ・イェジン(19)と「ママ・ガンマン」キム・イェジ(32)が金メダルと銀メダルを獲得した。水泳黄金世代の代表選手であるキム・ウミン(23)は自由形400メートルに出場し、水の抵抗が大きい1レーンで「手足が焼けるような感覚」に耐え、銅メダルを獲得した。

今大会の第1号金メダルの主人公は、フェンシングの男子サーブル個人で優勝した「怪物剣士」オ・サンウク(28)だ。韓国男子選手がサーブル個人で五輪金メダルを獲得したのは初めて。オ・サンウクは個人グランドスラムを達成したが、グランドスラムよりも輝いたのは決勝戦で見せたマナーだった。試合中、相手選手が後ろに倒れ、1点さえ取れば金メダルを獲得できる状況にもかかわらず、手を差し伸べて立ち上がらせたのだ。オ・サンウクは、「フェンシング選手はみんなそうする。競争してきた選手ならではの友情がある」と語った。

勝利のドラマだけではない。男子自由形200メートルの有力メダル候補だったファン・ソンウ(21)は、決勝に上がれなかった。熱烈なファンらはショックを受けたが、選手は毅然としていた。「私の水泳人生はここで終わらない。教訓になったレースだった」。男子柔道のアン・バウル(30)は、3大会連続五輪メダルに挑戦したが、16回戦で敗退した。キム・ウォンジン(32)も肩の軟骨が裂ける怪我にもかかわらず3度目の五輪に挑戦したが、ノーメダルに終わった。キム・ウォンジンは、「五輪が最後の舞台なので光栄だ。後悔はない」と話した。堂々と勝ち、堂々と負けることができる韓国の五輪選手たちに熱い応援を送る。