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世界1、2位の「摩天楼」を建設した三星物産、「コンクリート高圧圧送」など最先端工法を適用

世界1、2位の「摩天楼」を建設した三星物産、「コンクリート高圧圧送」など最先端工法を適用

Posted July. 31, 2024 09:03,   

Updated July. 31, 2024 09:03

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三星(サムスン)物産が海外で受注したプロジェクトの中には、世界1、2位のビルの建築も含まれている。

世界最高の高さの摩天楼は、アラブ首長国連邦のドバイのブルジュ・ハリファだ。2000年代、韓国建設業の存在感を世界に知らしめた象徴的な建築物に挙げられる。2005年に着工し、2009年に完成したこの建物は163階、高さは828メートルにのぼる。内部にはホテルや商店、住居施設などが建てられ、これらを連結する58基のエレベーターが設置されている。約50ヵ国から700万人が工事に参加するなど、超大型プロジェクトだった。

今年1月、三星物産は、世界で2番目に高い建築物であるマレーシア・ムルデカ118ビルの工事も終えた。ムルデカ118は、マレーシアの首都クアラルンプールの中心部に建設した建物だ。全体面積67万3862平方メートルに高さが679メートル、地下5階~地上118階の規模だ。この建物は、ブルジュ・ハリファに次ぐ高さの摩天楼だった中国の上海タワーより4~7メートル高い。開館式には、国王夫妻など現地の最高官が参加した。

空に最も近い建物の1位と2位をすべて建てた三星物産は、超高層ビルを完成する際、当代の最先端建設工法を現場に適用してきた。ブルジュ・ハリファは、「現代工学の集約体」とも呼ばれる。「1階当たり3日」の工程で、59カ月後に完成した。地上で柱と壁の鉄筋を組み立てて、タワークレーンで一度に作業場所に移して設置する技術が代表的だ。

地上で作ったコンクリートは、高層階まで垂直に運送する方法を選んだ。高圧ポンプと配管で、高層に直接圧送する方法だ。これと共に、地上500メートルの高さでタワークレーンを設置せず、油圧ジャッキで押し上げるリフトアップ工法で尖塔を設置した。この時、ノウハウを積んだ三星物産は、ムルデカ118の現場でも高圧圧送技術とリフトアップ技術を活用して効率性を高めた。


イ・ミンア記者 omg@donga.com