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三星半導体の売上高28.5兆ウォン、2年ぶりにTSMCを抜いた

三星半導体の売上高28.5兆ウォン、2年ぶりにTSMCを抜いた

Posted August. 01, 2024 08:53,   

Updated August. 01, 2024 08:53

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三星(サムスン)電子が、半導体の売上高で2年ぶりに台湾の半導体企業TSMCを抜いた。グローバル業界から注目を集めている第5世代高帯域幅メモリ(HBM)「HBM3E」の8段と12段の製品も、NVIDIAやAMDをはじめとする主要人工知能(AI)半導体企業への供給が差し迫っているという分析が出ている。

三星電子は31日、第2四半期(4~6月)の連結基準で売上高が74兆700億ウォン、営業利益が10兆4400億ウォンを記録したと公示した。売上高は前年同期比23%、営業利益は16倍近く伸びた数値だ。

三星電子の「アーニングサプライズ」は、AI発半導体の追い風のおかげだ。半導体(DS)部門の第2四半期の売上高は、前年同期比94%高騰した28兆5600億ウォンを記録した。これは、先に発表された台湾のファウンドリ(半導体受託生産)メーカーTSMCの第2四半期の売上高6735億1000万台湾ドル(約28兆3000億ウォン)を上回ったものだ。三星電子の半導体部門の売上高は2022年第2四半期以来、TSMCに引き続き遅れを取ってきたが、今期に逆転に成功した。DS部門の営業利益も6兆4500億ウォンで、前年同期より10兆ウォン以上跳ね上がった。

三星電子は、HBM事業に関するロードマップもまとめた。三星電子メモリ事業部のキム・ジェジュン副社長は、業績発表のカンファレンスコールで、現在NVIDIAなどが品質検証を行っているHBM3Eについて、「8段の製品は第3四半期(7~9月)中に、12段は下半期(7~12月)に供給を本格化する予定だ」と話した。下半期にNVIDIAへの供給が可視化されたことを示唆したのだ。また「最近の基準で、今年の顧客会社(への供給)協議が完了した物量は、前年比4倍近い水準だ」とし、「来年は今年比2倍を越える供給量の拡大を計画している」と明らかにした。


郭道英 now@donga.com