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世界ファンを虜にした2冠のオ・サンウク、「僕の時代じゃない、アフェンジャーズの時代」

世界ファンを虜にした2冠のオ・サンウク、「僕の時代じゃない、アフェンジャーズの時代」

Posted August. 02, 2024 09:01,   

Updated August. 02, 2024 09:01

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韓国フェンシング史上初の五輪2冠という偉業を成し遂げたオ・サンウクが、ソーシャルメディア(SNS)で一躍スターに浮上した。実力に劣らない優れた容姿がオンラインで話題を呼び、国内はもちろん、海外ファンの心までわしづかみにしている。

ブラジル女性のインスタグラムに投稿されたオ・サンウクの紹介映像は、1日までに300万以上の再生数に2800のコメントが付くなど、海外ファンから注目を浴びている。28日のフェンシング男子サーブル個人決勝の中継映像をまとめアップしたものだが、女性は「この男がとても美しくて才能があるということを必ず共有したかった」と説明した。

この他にも「オリンピックハイライトを見てオ・サンウクに惚れてしまった」「KドラマをKオリンピックに切り替える時間だ」などなどSNSにはオ・サンウクに憧れた気持ちを表わす投稿や動画があふれている。まさにオ・サンウクは今大会で韓国人選手として最高の「ミム」となっている。

オ・サンウクはすでに五輪金メダルを初めて獲得した3年前の東京五輪の時から、スター性が目立った。今回銀メダルを取った女子柔道57キロの許美美(ホ・ミミ)も、「オ・サンウクのファン」だと自分を紹介するほどだ。191センチのすらりとした身長にハンサムな顔をした彼は、かつてファッションモデルの提案を受けたこともある。オ・サンウクは今大会を通じて、その認知度が海外に広がり、世界的なスターになりそうな雰囲気だ。

ところが、いざ本人は世間のこのような関心に淡々とした反応を見せている。2024パリ五輪の男子サーブル団体戦で優勝した直後に開かれた記者会見で、オ・サンウクは「世界的に人気を集めていることを知っているか」という質問に「私が?なぜですか」と戸惑いを見せた。そのうえで「(世界的に人気が高まる)そんな雰囲気だとは知らなかった」と話した。

その後、オ・サンウクは「アジア、韓国で初めて(フェンシング)2冠の歴史を作ることができてとても光栄だ」と金メダルの感想を語った。その一方で、自分が韓国フェンシング史上「最高剣客」といった評価を受けている場合ではないと謙遜した。オ・サンウクは「締めが少し悔しかった。メダルを取って嬉しいけど、『次に、またあの選手と対戦して勝てるだろうか』と疑問もあった」と語った。

それもそのはず、オ・サンウクは「多くのことを成し遂げたが、常に謙遜する態度を身につけたい」と何度も強調してきた。今大会で後輩のト・ギョンドンが「私たちはオ・サンウクの時代に生きている」と言ったことにも訂正を求めた。オ・サンウクは「そんなことはよく分からない。(我々は)ただ『アフェンジャーズ』(アベンジャーズ+フェンシング)の時代に生きているだけだ」と言い切った。


金在亨 monami@donga.com