韓国戦争について教育するため、国家報勲部と欧州地域の歴史教員団体ユーロクリオ(欧州歴史教育者連合会)が手を結んだ。
報勲部は5日、「英国を訪問中の姜貞愛(カン・ジョンエ)長官が3日(現地時間)、ケンブリッジで開かれた韓国戦争参戦国の歴史教師総会でユーロクリオのスティーブン・ステジャース所長と業務協約を締結した」と明らかにした。韓国戦争参戦国歴史教師総会は、米国、カナダなど17ヵ国の歴史・社会教師約80人が参加し、参戦国別の韓国戦争教育資料集の活用方策について議論する教師ワークショップだ。国家報勲部が主催し、韓国戦争遺業財団が主管する。ユーロクリオは、教育者が責任感のある歴史・市民教育を実施できるよう超国家的な教育資料を制作し、歴史教育者間の経験を共有するために1992年に設立された連合会だ。47ヵ国約80の団体で構成されている。
今回の協約に基づき、報勲部はユーロクリオと共に韓国戦争の教育資料集を制作する一方、欧州の未来世代が韓国戦争と自由の重要性などについて学ぶことができるよう国際保勲教育イベントなどを推進できるよう協力する計画だ。
報勲部は、2019年から韓国戦争遺業財団及び参戦国の教師団体と連携して韓国戦争教育資料集の制作を推進してきた。姜氏は協約式で、「22の国連参戦国と198万人の国連参戦兵士らが「自由」という人類の普遍的な価値を守った歴史を未来世代が記憶できるよう政府はユーロクリオと緊密に協力する」と述べた。
孫孝珠 hjson@donga.com