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ハーバード大卒のトーマスが陸上女子200m金メダル

ハーバード大卒のトーマスが陸上女子200m金メダル

Posted August. 08, 2024 09:00,   

Updated August. 08, 2024 09:00

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2024年パリ五輪には歴代最多となる米国アイビーリーグ卒業のアスリート105人が出場した。その中でも最も多い25人をパリに送ったハーバード大学は、ガブリエル・トーマス(27、米国)の7日の陸上200m優勝で、新たな記録一つを追加した。ハーバード大卒業生としては初めて陸上五輪で金メダルを獲得したのだ。1896年のアテネ五輪男子三段跳びで優勝したジェームズ・コノリーは当時、在学生だった。

同日の決勝でトーマスは21秒83で一番先にゴールした。「100分の1秒」で勝負が分かれるレースで、トーマスの記録は2位のジュリアン・アルフレッド(セントルシア)より0.25秒より速いほど圧倒的だった。直前の東京五輪200mで3位に入って以来、空気抵抗を少なく受け、弾力を最高に高める走り方を磨いたのが秘訣として挙げられる。トーマスは2012年ロンドン五輪女子200m金メダリストのアリソン・フィリックス(米国)に続き、12年ぶりに五輪陸上女子200mで優勝した米国選手になった。

トーマスは学業と運動を両立させながら今回のような成果を成し遂げた。神経生物学と国際保健学を専攻したトーマスは、2019年にハーバード大を卒業した後、昨年はテキサス州立大学健康科学センターで公衆衛生学修士号を取得した。自閉スペクトラム障害(ASD)と注意欠陥・多発性障害(ADHD)の治療を受ける弟たちのために、この専攻を選んだという。昼はトレーニングをして、夜は健康センターで働いた。今大会が終われば、博士号課程に進む計画だ。

今回の試合で7位に止まったマッケンジー・ロング(米国)は「いつかトーマスのような選手になるために成長する」と話した。ロングもまた、米国のもう一つの名門大学ノースカロライナ大卒業生で、人気大学のスポーツスターだ。

3年前の年東京五輪にはハーバード大学やイェール大学など米国東部の名門私立8大学の総称である「アイビーリーグ」卒業生83人が競技に出場し計11個のメダルを獲得した。


金在亨 monami@donga.com