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テイラー・スウィフトさんのウィーンのコンサート前日にテロ計画を確認

テイラー・スウィフトさんのウィーンのコンサート前日にテロ計画を確認

Posted August. 09, 2024 09:05,   

Updated August. 09, 2024 09:05

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米国の人気歌手テイラー・スウィフトさん(写真)のオーストリアでのコンサートが7日(現地時間)、会場を狙ったテロ計画が確認されたとして中止となった。テロを計画した容疑者のうち1人は、イスラム過激派組織「イスラム国」(IS)を支持していたことが分かった。

ロイター通信などによると、公演主催者側は、「コンサート前日にオーストリア政府が会場攻撃計画を確認し、8~10日にウィーンで開かれる予定だったコンサートをすべて中止する」と明らかにした。ウィーンのコンサートにはおよそ6万5千人の来場が見込まれていた。

オーストリア公共安全局のフランツ・ルフ局長は記者会見で、「警察がコンサートへの攻撃を計画した容疑で2人を逮捕した」と明らかにした。主犯はオーストリアの19歳男で、7日午前、ウィーン南部の都市テルニッツで逮捕された。同容疑者が先月、ISの指導者に忠誠を誓ったという。同容疑者と接触したもう一人もウィーンで逮捕された。

オーストリア警察は、容疑者らがコンサートテロ攻撃のために「具体的な準備」をしてきたと見ている。AP通信によると、警察は容疑者の家を捜索し、爆弾製造に関連すると思われる化学物質も発見したという。

2人の容疑者はオンラインを通じてIS思想に染まったという。米CNNは、「最近、オンラインを通じてISに傾倒し、行動に出る10代が増えている」と伝えた。英キングス・カレッジのピーター・ノイマン教授の研究によると、昨年10月以降、IS関連容疑で逮捕された58人の容疑者のうち約65%(38人)が13~19歳の若者だ。

実際、フランスでは4月、16歳の少年が「ISのために殉教者になる」と爆発物を作った容疑で逮捕された。この少年は、現在開催されているパリ五輪をターゲットにしていたという。スイスでも3月、自国の15歳の少年とイタリア国籍の少年がIS支援と爆弾テロ計画の容疑で逮捕された。


キム・ボラ記者 purple@donga.com