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飛込台に接触し「0点」の米女子代表ギブソン、「メダル取れなくても諦めはない」

飛込台に接触し「0点」の米女子代表ギブソン、「メダル取れなくても諦めはない」

Posted August. 09, 2024 09:06,   

Updated August. 09, 2024 09:06

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「誰でも物事がうまくいかない時があるが、あきらめずに引き続き前進してほしい。そのような姿がどんなものかをお見せたくて試合を続けた」

飛込の米国代表アリソン・ギブソン(25)は7日、パリ五輪の女子3メートル板飛込予選1回目で文字通り「0点」をもらった。プールを背にして板の端に立って跳び上がるまでは特に問題はなかった。しかし、空中で後ろに2周した瞬間、足が板に接触した。水面に落ちる瞬間までもギブソンの体は折れていた。採点は「0.0」だった。同種目の参加選手28人のうち、唯一の「0点」だった。

この接触でギブソンの右肘にあざができた。わき腹も傷ついた。五輪メダルの可能性も水面下に沈んだ。ギブソンは1回目の演技が終わった後、首を横に振りながらプールを出た。しかし、板の上に戻った後、4回もっと飛び込んだ。5回演技の合計点は「198.30」で、やはり最下位だった。

ギブソンが五輪で最下位になったのは今回が初めてではない。ギブソンは3年前の東京五輪でも同種目で最下位に終わった後、選手引退を宣言した。しかし、非営利団体を通じてケニアのある生徒を後援することになり、再び飛込台に立った。この生徒と同じ学校に通う子どもたちに勇気を与えたい気持ちからだ。

ギブソンは競技を終えた後、涙ぐみながら「(負傷で)あまりにも苦しかったが、諦めたくなかった。見守る他の若い選手たちに範を見せたかった」とし、「私は単純に飛び込みだけのために五輪に出場したわけではない。(あきらめない)今日の私の姿が多くの人に肯定的な影響を与えてほしい」と話した。


金聖模 mo@donga.com