15日の第79周年光復節に合わせて、米国、中国、カザフスタンに住む独立有功者の子孫30人が韓国を訪れる。
国家報勲部は9日、「世界の中の私たち、輝く大韓民国」をテーマに11~17日、6泊7日の日程で国外に居住する独立有功者の子孫を招待することを明らかにした。今回訪韓するのは独立有功者21人の子孫30人で、この中には柳寛順(ユ・グァンスン)烈士の従姉の柳礼道(ユ・イェド)志士の曾孫であるキム・ジェグォンさんも含まれている。柳志士は柳烈士とともに1919年3月1日、ソウルのパゴダ公園で行われた独立宣言式をはじめとする3・1独立万歳運動に参加した。キムさんは米国で暮らしている。柳烈士、柳志士の家は、柳烈士の父親の柳重権(ユ・ジュングォン)志士をはじめ、兄の柳愚錫(ユ・ウソク)志士など3代にわたって9人の独立有功者が輩出したことでも有名だ。
大韓独立青年団に加入して独立運動に身を投じ、新興(シンフン)武官学校の教官として活動した金擎天(キム・ギョンチョン)志士の曾孫のヘガイ・スヴェトラーナさんと玄孫のヘガイ・ダニイル君もカザフスタンから韓国を訪れる。主に満州地域で活躍した金志士は、1922年に高麗(コリョ)革命軍を組織し、東部司令官を務めた。23年、ロシアのウラジオストクで武官学校の設立を推進するなど、武力闘争の先頭に立ち、散らばっていた抗日志士を集めるために尽力した。
大韓民国臨時政府の首相だった李東輝(イ・ドンフィ)志士の娘で、父親に続いて臨時政府で独立運動をした李義橓(イ・ウィスン)志士と夫の呉永善(オ・ヨンソン)志士の子孫3人も中国から訪韓する。
彼らは11日に入国し、12日に独立有功者たちが安置されているソウル市銅雀区(トンジャクク)の国立ソウル顕忠院(ヒョンチュンウォン)を訪れる。訪韓期間中、独立記念館を訪れるほか、国立中央博物館、西大門(ソデムン)刑務所歴史館、鰲頭山(オ・ドゥサン)統一展望台などを訪れ、光復節中央慶祝式にも出席する予定だ。
姜貞愛(カン・ジョンエ)報勲部長官は、「日本の植民地支配期、祖国の独立のためにすべてを捧げた烈士たちがいたからこそ、大韓民国は今日の自由と繁栄の国に成長することができた」とし、「政府は、その偉大な歴史が独立有功者の子孫たちにも胸を熱くする誇りになるよう努力する」と述べた。
報勲部は95年、光復50周年を機に、「国外独立有功者子孫招待行事」を実施しており、昨年までに20ヵ国957人が参加した。
孫孝珠 hjson@donga.com