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エンデミックから1年ぶりに新型コロナの再拡散、入院が一か月間で6倍

エンデミックから1年ぶりに新型コロナの再拡散、入院が一か月間で6倍

Posted August. 13, 2024 09:24,   

Updated August. 13, 2024 09:24

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新型コロナの感染で入院した患者が1ヶ月間で6倍近く増加し、再拡散が本格化している。疾病管理庁は近いうちに、新型コロナの「対策班」を、池榮美(チ・ヨンミ)庁長が主導する「対策本部」に格上げして対応する案を検討している。

12日、疾病管理庁によると、病院級以上の医療機関220カ所をサンプル監視した結果、新型コロナの入院患者は8月第1週(7月28日~8月3日)が861人で、7月第2週(7~13日)の148人の5.8倍になっている。全国の病院級医療機関は約1800ヵ所で、入院していない軽症患者もいることを勘案すれば、実際の新型コロナの感染者数は数倍~数十倍に達するものと見られる。高麗(コリョ)大学安山(アンサン)病院感染内科のチェ・ウォンソク教授は、「新型コロナで病院に来院した患者数がここ1年間で最も多い水準だ」と伝えた。

医療界では、猛暑で室内活動が増えた一方、マスクの着用は減り、エアコンを使いながら換気が適切にできないことを再拡散の原因として挙げている。また、新型コロナの流行周期である5~6ヶ月に合わせて新しい変異KP.3も登場した。疾病管理本部は12日、「世界的に新型コロナのオミクロンの子孫格であるKP.3のため、患者が増えている」とし、「当分、(感染が)増えるだろう」と明らかにした。

防疫物品の販売量も急増している。セブンイレブンによると、5~11日の新型コロナの自己検診キットの販売量は前週比130%伸びた。GSリテールの関係者は、「1~11日のマスクと消毒剤の売上は、前月同期比それぞれ38.4%と35.2%伸びた」と話した。

専門家の間では、休暇シーズンと学校の夏休みが終わっただけに、会社員と児童生徒学生の間で新型コロナが大幅に拡散するだろうという懸念も出ている。ただ、疾病庁の関係者は、「新型コロナの致死率は、米国の季節性インフルエンザの致死率以下の水準である0.1%程度だ」とし、「新型コロナの危機段階を、(最も低い)『関心』段階で引き上げることは検討しない」と述べた。


チョ・ユラ記者 パク・ギョンミン記者 jyr0101@donga.com