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準優勝だけで9回のパク・ヒョンギョン、アイアンショットを変えたら早くも3勝

準優勝だけで9回のパク・ヒョンギョン、アイアンショットを変えたら早くも3勝

Posted August. 14, 2024 09:57,   

Updated August. 14, 2024 09:57

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パク・ヒョンギョン(24)は昨年10月29日まで「準優勝スペシャリスト」という異名で呼ばれていた。2年5ヵ月27日間、優勝なしに9回も準優勝したことからつけられたニックネームだった。そしてSKネットワークス・ソウル経済レディースクラシックで頂点に立ち、910日ぶりで韓国女子プロゴルフ(KLPGA)ツアー通算4度目の優勝を記録した。

今季は前半期だけで3勝を挙げ、「キューティーフル(キュート+ビューティフル)ヒョンギョン」というニックネームを取り戻した。2019年にKLPGAツアーデビューしたパク・ヒョンギョンが1シーズンに優勝トロフィーを3度も掲げたのは今年が初めて。パク・ヒョンギョンは優勝賞金(9億1860万ウォン)と大賞ポイント(370点)順位でもいずれも1位に名を連ねている。

パク・ヒョンギョンは「確実に言えることはアイアンショットが本当に良くなったということ」とし「今シーズン、パッティングに苦しみながらも成績が良かったのはパーオン率が上がったおかげ」と話した。パク・ヒョンギョンの平均パット数は昨年4位(29.42)から今年42位(29.98)に下がった。一方でパーオン率は53位(68.84%)から4位(78.47%)に上がった。パク・ヒョンギョンが目指していたパーオン率トップ10入りしたのは、KLPGAツアーデビュー後初めて。

パク・ヒョンギョンは「緊張するとアイアンショットをしながら左にボールを引っ張って打つ癖があった。知っていながらも、なかなか直らない癖だった。今シーズン開幕前の冬季トレーニング期間にこの癖を確実に直そうと努力した効果があった」とし、「アイアンショットが良くなるとグリーンでチャンスを作る回数が増え、自然と良い結果につながっている」と話した。

パク・ヒョンギョンは斗山(トゥサン)マッチプレーで今季初勝利を収めた。そしてBCカード・韓経レディースカップとメッコール・モナ龍平(ヨンピョン)オープンで2週連続でプレーオフ勝負をし優勝トロフィーを獲得した。プレーオフも選手同士が同じホールで一発勝負を繰り広げる方式なので、ホールごとに勝敗が出るマッチプレーと基本的に性格が同じだ。

パク・ヒョンギョンは、「シーズン序盤、パットで悩みが多かった。マッチプレーは打数を失っても1敗だけ記録すればいいから、自信を持ってパットすることができた。斗山大会がターニングポイントになった理由」とし、「プレーオフも私か相手が優勝する50%勝負だ。このような特徴が私に心理的な安定感と自信を与えてくれるようだ」と話した。パク・ヒョンギョンはプロデビュー以来プレーオフを5回行い、4回勝利した。

イ・イェウォン(21)とともに最多勝1位タイで休息期(先月15~28日)を迎えたパク・ヒョンギョンは、ゆっくり休みながらこの期間を過ごした。パク・ヒョンギョンは「後半期は体力戦だ。休息期に体が硬くならないようにストレッチをし、マッサージを着実に受けながら体力管理をした」とし「シーズンが終わると体重が4キロほど減った。今年はそうならないように栄養管理を担当してくれるトレーナーの助けも受けている」と話した。

パク・ヒョンギョンの今季の最終目標は「大賞」受賞だ。2020年、共同最多勝王(2勝)がKLPGAツアーデビュー後、唯一の個人賞受賞記録であるパク・ヒョンギョンは、「華やかな業績を立てるより、地道に良い成績を出した方が良い。それで1年間、起伏なく安定した成績を出さなければならない大賞をもらいたい」と話した。

パク・ヒョンギョンは、後半期初戦だった済州三多水(チェジュ・サムダス)マスターズを13位タイで終え、大賞ポイントの追加獲得に失敗した。その間、ユン・イナ(21)が同大会で優勝し大賞ポイント70点を獲得し、合計315点でパク・ヒョンギョンを55点差で追撃した。パク・ヒョンギョンは16日から開かれる「ザ・ヘブンマスターズ」の初代王者となり、大賞争いでもリードしたいと意気込んでいる。


キム・ジョンフン記者 hun@donga.com