五輪「金」のリディア・コ「もう一度メジャー戦で優勝したい」

「メジャー戦で再び優勝するのが目標です」

パリ五輪女子ゴルフで金メダルを獲得し、米女子ツアー（ＬＰＧＡ）名誉の殿堂入りを果たした韓国系ニュージーランド人選手のリディア・コ（２７）が、ＬＰＧＡツアーのＩＳＰＳハンダ・スコットランド女子オープンの開幕を翌日に控えた１４日の記者会見でこのように語った。五輪の金メダル獲得を含め、全てのことを成し遂げたにもかかわらず、目標はあるのかという質問に「引退する前にメジャー戦でもう一度優勝したい」と答えたのだ。

コはＬＰＧＡツアーでメジャー２勝を含め通算２０勝を収めた。しかし、コは２０１６年のシェブロン選手権の前身であるＡＮＡインスピレーションで優勝して以来８年間メジャー戦での勝利がない。

コは、「パリ五輪が始まる前には金メダルを取れば、直後に開かれるスコットランド女子オープンには出場しないという話をチーム員たちとしてきた。ところが五輪の表彰台に向かう時、コーチの一人から『次の目標は何』と聞かれて気持ちが変わった」と話した。スコットランドのエアシャーに位置するダンドナルドリンクスで開かれるスコットランド女子オープンに参戦し、２２日に開幕する今季ＬＰＧＡツアー今季最後のメジャー戦であるＡＩＧ女子オープンを準備することにしたのだ。ＡＩＧ女子オープンもスコットランドのセント・アンドリュースオールドコースで開かれる。ゴルフ専門誌「ゴルフダイジェスト」は同日、「リディア・コは最後のメジャー戦で優勝した後、メジャー戦で１１度『トップ１０』入りした」とし、「パリでの勢いを維持するため、リディア・コはスコットランドの『リンクススタイル』に対応するため、スコットランド女子オープンへの参加を強行した」と伝えた。

一時は３０歳まで選手としてプレーすると言っていたコだが、「なぜそんなことを言ったのか分からない」と言い、「多くのことを考えなければならない問題であり、一晩で決める問題ではないようだ」と語った。そのうえで「ゴルフをしながら悪い時はすぐに辞めたいし、良い時は永遠に続けられるような気がするのは事実。今年が最後ではないだろう」と言い、しばらく引退する意向はないことを示唆した。


キム・ジョンフン記者 hun@donga.com