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与党「全賢姫議員の暴言の責任を問い、謝罪せよ」、民主党「宋錫俊議員除名」で対抗

与党「全賢姫議員の暴言の責任を問い、謝罪せよ」、民主党「宋錫俊議員除名」で対抗

Posted August. 16, 2024 09:22,   

Updated August. 16, 2024 09:22

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最大野党「共に民主党」の全賢姫(チョン・ヒョンヒ)議員が14日、国会法制司法委員会の会議で、キム元国民権益委員会腐敗防止局長職務代行死亡事件と関連して、「金建希(キム・ゴンヒ)氏は殺人者だ」と発言し、波紋が広がっている。前日、党所属議員108人全員の名義で議員除名懲戒処分を求める決議案を提出した与党「国民の力」は15日、「『共に民主党』と李在明(イ・ジェミョン)前代表は、全氏に暴言の責任を問い、大統領夫妻に謝罪せよ」と主張した。全氏に対して「理性を失った倫理に反する妄言」と批判した大統領室も、「共に民主党」の公式反応を見て対応するという立場だ。

一方、「共に民主党」は前日の法制司法委会議で、権益委員長出身の全氏に対して、「(権益委局長の)死に自身は関係しなかったのか」と叫んだ「国民の力」の宋錫俊(ソン・ソクジュン)議員の議員除名を推進すると反発した。宋氏が全氏に、「自分から反省せよ。その人の死に自身は罪がないのか」と発言したことを問題視するということだ。ただし、「共に民主党」内部では、「今回の暴言問題で権益委の問題を覆おうとする与党の論法に合わせる必要はない」と拡大を避けようとするムードもある。

● 与党「李在明氏も殺人者か」

「国民の力」の韓東勲(ハン・ドンフン)代表は同日、光復節の式典の後、記者団に対し、全氏の発言について「常識的ではない」とし、「いくら政治家でもそのような発言をすることに共感する国民は多くないだろう」と述べた。韓氏は、「党レベルで必要な措置を取る」と強調した。朴俊泰(パク・ジュンテ)院内報道官も国会で記者団に、「全氏の発言はいかなる言葉でも釈明や説明できない」とし、「大統領夫妻に謝罪し、そのような嫌悪発言を聞かされた国民にも謝罪しなければならない」と述べた。

与党内では、「共に民主党」全党大会に最高委員候補として出馬した全氏が、支持層の票を意識して意図的に発言したとの指摘も出た。「国民の力」の姜升圭(カン・スンギュ)議員は、「改革の娘(李在明氏の強固な支持層)に最高委員に選んでほしいと懇願しているのではないか」と述べた。ある与党指導部関係者も、「全氏が順位が下がって焦っているようだ」と指摘した。全氏は、最高委員選挙で当選圏(5位)外の6位にとどまっている。

「国民の力」は、「(金建希氏が殺人者なら)民主党の李在明氏は『5人の殺人者』なのか」と反撃した。大庄洞(テジャンドン)事件に関与した故ユ・ハンギ元城南(ソンナム)都市開発公社開発事業本部長、故キム・ムンギ元城南都市開発公社開発第1処長など、李氏関連の事件で5人が死亡したことを取り上げたのだ。大統領国政企画秘書官出身の姜明求(カン・ミョング)議員は、「全氏に問う」とし、「李氏の周辺人物が5人も命を落とした。李氏は殺人者なのか」と述べた。

公式謝罪を求めた与党は、「共に民主党」の対応次第で追加措置の有無を決定する考えだ。朴院内報道官は、「法的対応を含む様々な方策を検討している」と述べた。大統領室関係者は、「現在、名誉毀損の告訴など具体化したことはないが、『共に民主党』の態度に応じて対応レベルを調整する」と述べた。

● 野党「与党の暴言ダーティープレイ」

「共に民主党」は同日、「『暴言ダーティープレー』をした宋氏の議員除名を推進する」と反発した。同党の盧宗勉(ノ・ジョンミョン)院内報道官は記者会見で、「一体、権益委局長の死に全氏が何の関係があるというのか」とし、「本当に罪を犯したのは、故人に圧力をかけた権益委の首脳部とその首脳部に圧力を指示した人物だ」と批判した。

ただ、「共に民主党」の朴賛大(パク・チャンデ)院内代表は記者団に対し、全氏の発言問題について、「話すことは適切ではない」と発言を控えた。盧氏も記者団に、「与党が今からでも判断を変えて(全氏に対する)除名推進の立場を変えれば(民主党も宋氏に対する除名推進を)再考する考えがある」と述べた。

「共に民主党」内では、「全氏の表現が行き過ぎだった」という指摘も出た。李素永(イ・ソヨン)議員は、「(全氏が)そのような発言をした気持ちは理解できる」としながらも、「国会であまり過度な表現が出るのは望ましくない」と述べた。


チョ・グォンヒョン記者 アン・ギュヨン記者 buzz@donga.com