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韓国系の京都国際高校が3年ぶり甲子園4強、韓国語の校歌斉唱が日本全国に放送

韓国系の京都国際高校が3年ぶり甲子園4強、韓国語の校歌斉唱が日本全国に放送

Posted August. 20, 2024 09:35,   

Updated August. 20, 2024 09:35

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日本の韓国系民族学校が前身の京都国際高校(京都国際)が第106回日本全国高校野球選手権大会(甲子園)で準決勝に勝ち上がった。2021年以来3年ぶりのベスト4入りだ。

京都国際は19日、兵庫県西宮の阪神甲子園球場で行われた夏の甲子園準々決勝で、奈良県代表の智弁学園を4-0で破った。この日対戦した智弁学園は、2021年に準決勝で敗れた相手だ。3年ぶりに雪辱に成功した。

勝利後、京都国際の選手たちはホームプレートに集まり、「トンヘバダコンノソ、ヤマトタンウン、コルッカンウリチョサン、イェッチョックムジャリ(東海渡って大和の地は偉大なわが祖先の、古き夢の場所)」という韓国語の校歌を斉唱した。この場面は公共放送NHKを通じて日本全国に生中継された。今大会に入って4回目だ。

同日、先発の2年生、西村一輝は9回まで118球を投げ完封勝利を挙げた。6安打2奪三振の快投だった。彼は17日の3回戦で勝利した中崎琉生とともに京都国際の「ワンツーパンチ」と呼ばれる。両投手はこの3試合で完封勝ちを続け、連続無失点を27イニングに伸ばした。勝利をけん引した西村投手は、「先輩たちが点を取ってくれたので、相手打線を封じ込まなければならないという気持ちで投げた」と話した。今後の試合についても「次のことを考えず、すべての力を注いで試合に臨む」と強調した。

同校のペク・スンファン校長も、「主将の藤本陽毅が韓日両国のファンに喜びを与えるられるよう最善を尽くすと言っていたが、約束を守ってくれてありがとう」と話した。そのうえで「野球を通じて学校の発展と在日同胞社会が一つになる契機を作ってくれて嬉しく思う」という感想を語った。

京都国際は21日、青森県代表の青森山田高校と決勝進出をかけて対戦する。時速152キロの剛速球を武器とする相手チームのエース、関浩一郎と対戦する可能性がある。

京都国際は1999年、日本高校野球連盟に加入した。2021年に甲子園初出場を果たし、ベスト4まで勝ち進んだ。昨年は地域予選で敗退したが、今年再びベスト4入りの喜びを味わった。


東京=イ・サンフン特派員 sanghun@donga.com