Go to contents

現存最強の攻撃ヘリコプター「アパッチ」36機を追加導入

現存最強の攻撃ヘリコプター「アパッチ」36機を追加導入

Posted August. 21, 2024 09:58,   

Updated August. 21, 2024 09:58

한국어

米国が19日(現地時間)、米陸軍の主力攻撃ヘリコプター「アパッチ」(AH64E・写真)36機の韓国への売却を暫定承認した。現存する攻撃用ヘリの中で最も性能が優れていると評価されるアパッチは、戦車、装甲車、長射砲などを攻撃するのに使われる。韓国が最終的に36機のアパッチを購入すれば、保有するアパッチは72機となる。

米国防総省傘下の国防安全保障協力局(DSCA)は同日、報道発表し、韓国にアパッチ36機を含む計35億ドル(約4兆6700億ウォン)相当の対外有償軍事援助(FMS)を承認したと明らかにした。今回の販売は、米議会の最終承認を経て執行される。DSCAによると、韓国はアパッチのほか、ヘリコプターエンジンであるT700-GE-701Dを76台、近代化された標的捕捉および指定装置36台などの購入も要請した。

DSCAは、「今回の売却は、インド太平洋地域の政治的安定と経済発展のために主要同盟国の安全保障を強化する措置で、米国の外交政策と国家安全保障の目標を達成するのに役立つだろう」と明らかにした。また、「敵を抑止し、域内の作戦に参加するための戦力を提供することで、現在と未来の脅威に対応する韓国の能力を向上させるだろう」と付け加えた。

アパッチは最大速度が時速約278キロに達する。また、先端レーダーと航法装備、前方赤外線監視装備を備え、夜間はもとより悪天候でも任務を遂行できる。特に精密な攻撃が可能で、「ニンジャミサイル」と呼ばれるヘルファイアを最大16発搭載でき、70ミリロケット76発、30ミリ機関銃1200発も装着可能だ。

韓国陸軍は2017年1月から、米国からアパッチ36機を導入して運用している。当時、韓国陸軍はアパッチの射撃訓練を公開し、北朝鮮の長射砲などをいつでも壊滅させることができると述べた。韓国国防部は22年、陸軍のアパッチの性能を改善するための基本戦略を策定した。韓国は今回の購入を通じて、従来運用していたアパッチの性能改善作業も推進する可能性が高いとみられている。


イ・ギウク記者 71wook@donga.com