Go to contents

ソウル市「光化門広場に韓国戦争勇士を称える空間を造成」

ソウル市「光化門広場に韓国戦争勇士を称える空間を造成」

Posted August. 21, 2024 10:04,   

Updated August. 21, 2024 10:04

한국어

ソウルの光化門(クァンファムン)広場に、自由と平和の価値を盛り込んだ国家象徴空間が造成される。

ソウル市は、先月15日から今月15日までの1ヶ月間、ソウル市のホームページで光化門広場国家象徴空間の造成に関する市民の意見を取りまとめた結果、計522件の市民提案が受け付けられたと20日明らかにした。これに先立って市は、光化門広場に高さ100メートルの太極旗(テグッキ=韓国の国旗)の掲揚台を備えた国家象徴空間を造成する計画を6月に発表後、議論が起こると、これを原点から見直し、1ヵ月間、市民から提案を受け入れることにした。

その結果、国家象徴空間の造成に賛成する意見が308件で59%、反対は40%(210件)、その他は1%(4件)と集計された。最も適したシンボルとしては、太極旗が215件(41%)で最も多かった。ムクゲが11件、国の紋章と国璽がそれぞれ2件、愛国歌が1件だった。吳世勳(オ・セフン)市長は、「すべての可能性を開いておいた」としながらも、「太極旗を活用するのが一番説得力がありそうだ」と話した。象徴物のデザインとしては、メディアアートの作品や光の造形物などを活用し、光化門広場を芸術性を兼ね備えた空間にしようという多様な提案が出た。このような意見を取りまとめ、自由と平和という価値を守るために、韓国戦争で犠牲になった世界中の参戦勇士を賛える空間を作る方針だ。市は来月、国際設計公募に着手し、2025年9月に完成する計画だ。

ただ、一部からは、意見の収集過程は口裏合わせだったという批判も出ている。市民はソウル市のホームページを通じてネイバーやグーグルアカウントで参加できたが、一人が複数のアカウントで参加できたが、重複可否は確認されなかった。賛否の回答率も、参加者の叙述型意見をソウル市が任意分類する方法で行われた。


イ・ソジョン記者 sojee@donga.com