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原作よりも輝く「ア・ホール・ニュー・ワールド」、アラジンのジーニーの愉快なブロマンスをプレゼント

原作よりも輝く「ア・ホール・ニュー・ワールド」、アラジンのジーニーの愉快なブロマンスをプレゼント

Posted August. 21, 2024 09:58,   

Updated August. 21, 2024 09:58

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「ランプの妖精『ジーニー』を、人のように見せるのが目標でした。アラジンとの「ブロマンス」を強調したかったんです。最先端技術を使って変身させる代わりに、踊って滑稽なスタンドアップコメディアンのように設定した理由です」

米ニューヨークブロードウェイのミュージカル「アラジン」を演出したケイシー・ニコロ演出家兼振付師は20日、ソウル中区(チュング)でオンラインで開かれた記者懇談会で、公演制作の背景について明らかにした。ブロードウェイのニューアムステルダムシアターに集まった制作チームとオンランで行われた今回の懇談会には、ディズニーアニメーションの「アラジン」「美女と野獣」などのOSTを作ったスター作曲家アラン・メンケン、ディズニー・シアトリカル・グループのアン・クォート総括プロデューサーが共にした。

11月22日、ソウル松坡区(ソンパグ)のシャロッテシアターで初演される「アラジン」は、1992年に公開された同名のディズニーアニメーションに基づいた大型ミュージカルだ。2011年、米シアトルで初演されて以来、英国やオーストラリア、日本など世界11の制作会社で公演し、観客2000万人を集めた。韓国公演は、ミュージカル「オペラ座の怪人」「ライオンキング」などを公演したS&COが制作する。

公演では、ミュージカルに合わせて新しく作曲したり編曲した音楽を聞くことができる。メンケンは、「ジャスミンの愛と関係に焦点を合わせた新しい音楽が必要だと考え、『ディズ・パレス・ウォールズ(These Palace Walls)』を追加した。当時、45分で基本メロディーを完成させた」と述べた。映画で2~3分の長さの「フレンド・ライク・ミー(Friend Like Me)」は、約8分の長さの華麗なスイング・ジャズ風音楽に変わった。ニコロは、「代表曲『A Whole New World』の場合、原作よりロマンチックできらめくように編曲した」と付け加えた。

創作チームは、「アラジン」にまつわる裏話も語った。メンケンは、「アラジンが歌う『ア・ホール・ニュー・ワールド』は本来、魔法のカーペットに乗って、『世の中は私の足元にある』というときめきを表現する歌だったが、作詞家のティム・ライスに会って愛を歌う美しい歌詞に変化した」と話した。アニメーション制作の原案にはあったが、やむを得ず外されていたキャラクターたちも舞台に登場する。アラジンの3人の友人であるカシム、オマール、バブカックが助力者として活躍する。

初公演に参加する計37人の出演チームは、10回のオーディションを通じて選抜された。アラジン役はキム・ジュンス、ソ・ギョンス、パク・ガンヒョンが演じる。ジーニー役はチョン・ソンファ、チョン・ウォンヨン、カン・ホンソクが、ジャスミン役はイ・ソンギョン、ミン・ギョンア、チェ・ジヘが演じる。イ・ソンギョンは、「アラジン」を通じて初めて舞台演技に挑戦する。クォートは、「20年前にミュージカル『美女と野獣』を韓国で公演した時と比べて、韓国俳優たちの力量が非常に強力になったことが分かった」と話した。


イ・ジユン記者 leemail@donga.com