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「日本の心」金泰孝氏の発言に口を揃えて批判する与野党代表

「日本の心」金泰孝氏の発言に口を揃えて批判する与野党代表

Posted August. 21, 2024 10:40,   

Updated August. 21, 2024 10:40

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日本の歴史認識と関連して、「重要なのは日本の心」とした金泰孝(キム・テヒョ)国家安保室第1次長の発言の余波が収まらない。最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表は、「大統領室が配慮すべきは大韓民国国民の心だ」と述べた。与党「国民の力」内部からも批判が出た。韓東勲(ハン・ドンフン)代表は、「日本の立場がはるかに重要だという趣旨ではなかっただろう」としながらも、「重要なのは大韓民国国民の心だ」と述べた。

論議を呼んだ発言は、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が光復節の演説で日本の歴史認識について一言も言及しなかったことに対する指摘から始まった。金氏はメディアのインタビューで、「心のない人を追い詰めて強引に謝罪を引き出す時、それが果たして本物なのか」と答えた。「日本から真の謝罪を受けられないなら、謝罪を要求する必要もない」という意味と理解された。波紋が大きくなると、大統領室は、「日本の心を私たちが動かさなければならないという趣旨」と説明した。しかし、大統領室関係者がまた「日本が何十回も謝罪し、疲労感が蓄積された」とし、日本の視点で歴史問題を見るような発言をするなど、物議を醸した。

過去に対する忘却を通じて未来に進むことはできない。日本は謝罪の後、首相と政権の主要人物が日本軍慰安婦と強制徴用、独島(ドクト)領有権問題を歪曲する妄言を繰り返してきた。安倍晋三政権当時は、慰安婦動員の強制性を認めた河野談話を修正しようとする動きを見せ、検定教科書からは関連内容が削除された。日本に謝罪と反省を要求し続けるしかないのもそのためだ。

このような発言に接した国民は、政府が韓日関係改善のために、日本が植民地支配を通じて犯した蛮行を葬り去ることができるという認識を持っているのではないかと懸念するほかない。このような発言が、未来志向的な韓日関係へ進もうとする政府の歩みに支持基盤を広げるどころか、むしろ足かせになることがなぜ分からないのだろうか。日本に対する謝罪要求は、単なる「うさばらし」のためではない。戦争ができる「普通の国」を目指す日本が間違った道を歩まないように道標を確保するためだ。「重要なのは日本の心」という言葉は、韓国国民ではなく、日本に向けて真の謝罪を促して言うべきだった。