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背を向けた過去のトランプ氏の「口」、「道徳性、真実性のない人」

背を向けた過去のトランプ氏の「口」、「道徳性、真実性のない人」

Posted August. 22, 2024 09:10,   

Updated August. 22, 2024 09:10

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「党よりも国を愛する。国民のためになるハリス氏を選ぶ」

ハリス米副大統領を民主党大統領候補に公式に指名する19~22日の民主党全党大会で、少なくとも5人の共和党系の人物がハリス氏の支持演説をするだろうと、CNNが報じた。特に、党大会2日目の20日には、トランプ前大統領の在任時に大統領報道官とメラニア夫人の首席補佐官を務めたステファニー・グリシャム氏と、競合州の1つであるアリゾナ州メサの現職市長で共和党所属のジョン・ジャイルズ市長が、「ハリス氏支持」で登壇し、注目された。

グリシャム氏は、「トランプ氏には共感も道徳も真実への忠実さもない」と批判した。トランプ氏はカメラの前では自分の支持層を高く評価するが、カメラが消えたら、彼らを「地下室の住人(basement dweller・経済的に成功せず、親の家の地下室に住んでいる人)」と嘲笑するとも打ち明けた。

グリシャム氏は、2021年1月6日、トランプ氏の支持層が20年の大統領選敗北を不服として連邦議会議事堂を襲撃した事件を機にトランプ氏と決別した。当時、メラニア夫人の首席補佐官だったグリシャム氏は、「暴力行為に反対する」という声明を出すことを提案したが、メラニア夫人が拒否したため辞任した。

ジャイルズ氏は演説で、アリゾナ州が選挙区であり、08年の共和党大統領候補だった「保守の巨頭」ジョン・マケイン元上院議員に言及した。共和党の重鎮だったマケイン氏は生前、極右のトランプ氏が共和党を誤った道に導いていると強く批判した。ジャイルズ氏は、「『私の英雄』マケイン氏が強調したように『党』より『国』を先に考える人物はハリス氏だ」とし、「トランプ氏は公職の基本も知らない。子どものように利己的な人だ」と批判した。

このほか、20年の大統領選当時、競合州ジョージア州の副知事を務めたジェフ・ダンカン氏、アダム・キンジンガー元下院議員も今回の全党大会期間中に登壇する予定だ。


イ・ジユン記者 asap@donga.com