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プーチン大統領が13年ぶりにチェチェン訪問、「あなたたちがいる限り無敵」

プーチン大統領が13年ぶりにチェチェン訪問、「あなたたちがいる限り無敵」

Posted August. 22, 2024 09:10,   

Updated August. 22, 2024 09:10

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ロシアのプーチン大統領が2011年以来13年ぶりにチェチェン共和国を訪問し、ウクライナとの戦闘を準備している兵士たちを激励した。ウクライナの地上軍に本土を奇襲され混乱が続く中、チェチェンのロシアに対する協力を再確認したのだ。ロシアは最近、南西部のクルスク州でウクライナ軍に大規模な攻撃を受けたが、優勢が明らかな東部で再び物流要衝地を掌握するなど、占領範囲を広げてウクライナを圧迫している。

ロシア大統領府は20日、プーチン氏が、自身の「右腕」と呼ばれるチェチェンのラムザン・カディロフ首長に会い、ウクライナとの戦闘に備える部隊を視察したと明らかにした。プーチン氏は、チェチェンのクデルメスにある訓練校「ロシア特殊部隊大学」で兵士らに「あなたたちのような兵士がいる限り、われわれは間違いなく無敵だ」と述べた。

ロイター通信によると、チェチェンはロシアとウクライナの戦争勃発後、4万7千人以上の兵士を派遣した。カディロフ氏は自身をプーチン氏の「歩兵」と表現するほど、プーチン氏への忠誠を強調している。プーチン氏は、「このような歩兵がもっといれば私はとても幸せだが、1人でも大きな価値がある」と述べたと、ロシア国営RIAノーボスチ通信が報じた。

プーチン氏は、北オセチア共和国ベスランも16年ぶりに訪れた。ここは04年にイスラム武装勢力が学校を攻撃し、330人以上が死亡した。ロシアでは最悪のテロ現場の1つとされている。プーチン氏は当時犠牲となった子どもの母親たちと会い、「子どもが136人死亡した」とし、「テロリストと戦ったように、クルスク地域、ドンバスで犯罪者と戦わなければならない」と述べた。

ロシアは南西部のクルスク州ではなく、東部攻勢に集中している。ロシア国防省は20日、戦略的に重要な物流拠点であるドネツクのノヴゴロドスコエを解放したと発表した。

ウクライナのゼレンスキー大統領も東部ドネツク州ポクロウシクとトレツクで劣勢であることを認めた。しかし、20日、ウクライナはモスクワに向けて最大規模の無人機(ドローン)攻撃を行ったという。ロイター通信によると、モスクワのセルゲイ・ソビャーニン市長は21日、テレグラムを通じて、「ロシア軍が首都に向かうドローン11台を破壊した。これは史上最大規模のドローン攻撃の1つだ」と述べた。


趙은아 achim@donga.com