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故イ・ソンギュン、釜山国際映画祭が功労賞受賞者に選定

故イ・ソンギュン、釜山国際映画祭が功労賞受賞者に選定

Posted August. 24, 2024 09:31,   

Updated August. 24, 2024 09:31

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俳優の故イ・ソンギュンが、釜山(プサン)国際映画祭(BIFF)の韓国映画功労賞の受賞者に選ばれた。10月に開かれる映画祭では、彼を賛える「美しい人、イ・ソンギュン」の特別企画プログラムが開かれる。

釜山国際映画祭の執行委員会は23日、韓国映画の地位を高め、世界的な成長に貢献した映画人に授与する韓国映画功労賞の今年の受賞者に、俳優のイ・ソンギュン氏を選んだと明らかにした。授賞は10月2日の開幕式の時に行われる。

故人を称える特別企画プログラムは、彼の代表作6本の上映会とスペシャルトーク行事で構成されている。上映作品としては、2010年にラスパルマス国際映画祭主演男優賞を受賞した「坡州(パジュ)」(2009年)をはじめ、「私たちのソンヒ」(2013年)、「最後まで行く」(2014年)等、イ・ソンギュンが大衆に映画俳優として認識された初期作3本が含まれている。「坡州」で運動圏出身の召命意識を持った人物を演じたイ・ソンギュンは、二重的なキャラクターを繊細に描き出したという評価を受けた。「最後まで行く」では、不道徳な刑事として出演し、強烈なアクションと緊張感あふれる演技を披露した。

これと共に、韓国映画で初めてカンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞し、米アカデミー賞4冠を総なめした「パラサイト半地下の家族」(2019年)と大統領暗殺事件にかかわった剛直な軍人を演じた彼の最後の作品「幸せの国」(2024年)も上映される。また、淡々とした暖かい演技で多くの視聴者に慰めを与えたドラマ「私のおじさん」(2018年)も、スクリーンで見ることができる。今回の上映会では、計16話のドラマのうち、彼が演じたパク・ドンフンの感情が深く伝わったと評価される5話を披露する。

第29回釜山国際映画祭は、10月2~11日の10日間、映画の殿堂の一帯で開かれる。


サ・ジウォン記者 4g1@donga.com