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三星とLG電子が「AI家電で欧州を攻略」、IFA100周年に参加

三星とLG電子が「AI家電で欧州を攻略」、IFA100周年に参加

Posted August. 26, 2024 09:18,   

Updated August. 26, 2024 09:18

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三星(サムスン)電子とLG電子は、今年で100周年を迎えたヨーロッパ最大の情報技術(IT)・家電見本市「IFA2024」に並んで参加し、ヨーロッパ市場の攻略に乗り出す。

家電業界によると、今年のIFAは来月6~10日(現地時間)、ドイツ・ベルリンで開催される。人工知能(AI)を皮切りに、韓国国内外企業のスマートホーム市場をめぐる競争が繰り広げられる一方、ヨーロッパで浮上している高効率ヒートポンプ冷暖房システムも注目される見通しだ。

三星電子からは、韓宗熙(ハン・ジョンヒ)デバイス経験(DX)部門長兼生活家電(DA)事業部長(副会)が現場を訪れる。三星電子は、今回のIFAで、オールインワン洗濯乾燥機「ビスポークAIコンボ」とプレミアム冷蔵庫「ビスポークAIファミリーハブ」、オールインワンロボット掃除機「ビスポークAIスチーム」など、主力AI家電ラインナップを展示する。独自のスマートホームプラットフォームの「スマートシングス」とセキュリティソリューション「ノックス」など、AI家電に入る連動サービスと機能も紹介する予定だ。

AIテレビも、三星電子の主要兵器だ。AIテレビは、再生中の映像のジャンル(スポーツ、映画など)を認識して画質を最適化する「オーダーメード型視聴経験」を提供する。独自の生成AI「ガウス」を基に構築した「ジェネレイティブウォールペーパー」も、IFAで展示する予定だ。ユーザーがいくつかのキーワードを選択すれば、AIがこれに合うイメージを絵作品のようにテレビのディスプレイに表示させる機能だ。炭素排出の削減に敏感な欧州市場を狙った「ゼロハウス」の展示では、スマートホームのエネルギー統合管理ソリューションと高効率ヒートポンプなどを披露する。

LG電子では、曺周完(チョ・ジュワン)社長と柳在哲(リュ・ジェチョル)H&A事業本部長(社長)が現地を訪れる。LG電子は今年、IFAで横幅を25インチへと従来モデルより1インチ増やし、洗濯容量を3キロ増やしたドラム式洗濯機の新製品を公開する。欧州の消費者が家族構成員の増加などで、より大きな洗濯容量を希望しながらも、27インチモデルよりはサイズが小さく、価格が合理的な製品を希望することを掴んで、新製品を開発した。

この他、LG電子は最近発売した一体型ロボット掃除機「LGロボキングAIオールインワン」と、スティック掃除機とロボット掃除機を結合した「コードゼロA9Xオールインワンタワーコンビ」も披露する予定だ。環境にやさしい冷媒を採用したヒートポンプ「サーマV R290モノブロック」の新製品もIFAで公開する。中小型家庭に適した暖房容量7kW(キロワット)と9kW製品でラインナップを拡大した。独自の断熱が強化される欧州の新築一戸建て住宅に最適化した製品だ。これと共に、最近買収したアットホームと自社のAI家電を結合した統合ソリューション「AIホーム」の青写真を紹介するという。


郭道英 now@donga.com