Go to contents

8月の平均熱帯夜10.3日で「過去最多」

8月の平均熱帯夜10.3日で「過去最多」

Posted August. 26, 2024 09:19,   

Updated August. 26, 2024 09:19

한국어

8月の全国平均の熱帯夜の日数が、25日基準で10.3日で「過去最多」を記録した。今月に入ってから、3日に1日の割合で暑さで眠れない夜を過ごしたことになる。1973年に現在の気象観測システムが始まって以来、8月の熱帯夜日数では最も多かった。熱帯夜とは、前日午後6時から翌日午前9時までの最低気温が25度以上のことをいう。

8月の全国平均の熱帯夜日数10.3日は、平年の3倍に達する数値だ。25日、気象庁の資料を分析した結果、1991~2020年の平均8月の熱帯夜日数は3.5日に過ぎなかった。特に、今年はまだ8月を1週間ほど残している状況で、過去の8月の平均熱帯夜日数の最高記録を立てた2018年(9.4日)を抜いて、6年ぶりに記録を更新した。

専門家たちは、「今年の夏は、51年ぶりに『これまで夜が最も暑かった年』と記録されだろう」と口をそろえた。平年(2.8日)より約3倍も多い熱帯夜日数(8.8日)を記録した先月も、関連統計を取り始めて以来最も多い「7月の熱帯夜日数記録」を残し、25日基準で今年の総熱帯夜日数は19.2日で、1994年(16.8日)と2018年(16.6日)を抜いて毎日新しく記録を書いているためだ。ただ、ソウルは24日夜の間、最低気温が24.9度を記録し、熱帯夜の史上最長持続期間を34日で終えた。0.1度の差で熱帯夜の基準からしばらく外れたが、30日から再び最低気温が25度以上と予報され、熱帯夜が再開される可能性が高い。

猛暑の勢いも強い。今月1~24日、8月の全国猛暑日数は14.8日で、2018年(14.1日)を越えている。今月に入ってから半分以上が、一日の最高気温が33度以上の猛暑日だったという意味だ。8月の猛暑日が最も多かった年は、2016年(16.6日)だ。気象庁は少なくとも来月4日まで暑さが続くと見ているだけに、猛暑日も熱帯夜と同様に過去最多を記録する可能性が高い。

9月の残暑の見通しも尋常でない。気象庁は「27~29日、北側から冷たくて乾燥した空気が一時的に流入し、暑さが弱まる可能性があるが、しばらくはチベットの高気圧が拡張し、高温多湿な南風が吹き、猛暑と熱帯夜が続くだろう」と明らかにした。気象庁は中期予報を通じて、「来月4日まで、朝の気温は22~26度、日中の気温は30~33度の分布を見せるだろう」と予報した。


朴晟鎭 psjin@donga.com