孫興民(孫興民、トッテナム)が今季イングランド・プレミアリーグの2試合目でマルチゴールを決め、チームの4ゴール差の勝利に貢献した。孫興民は25日、英国ロンドンの本拠トッテナム・ホットスパースタジアムで行われたエバートンとのプレミアリーグ今季第2節試合で、前半25分と後半32分にチームの2点目と4点目を決め、4-0の完勝を導いた。20日、レスター・シティとの開幕戦で1-1で引き分けたトッテナムは、2試合目でシーズン初勝利を飾った。
前半の初ゴールは孫興民の集中力が輝いた。同日、最前線FWとして先発出場した孫興民は、1-0でリードしていた状況で、DFからボールを受け取ったエバートンGKジョーダン・ピックフォードを圧迫してボールを奪った後、無人のゴールを揺らした。3-0でリードしていた後半にも、孫興民は相手のボールを奪い、約70メートルをドリブルで駆け上がるDFミッキー・ファン・デ・フェンからパスを受け、左足シュートでゴールを決めた。マルチゴールで勝利に貢献した孫興民は試合後、最優秀選手に当たる「マン・オブ・ザ・マッチ(MOM)」に選ばれた。ファン投票の結果、65.8%の支持を得た。フットボールロンドンは同日、孫興民に「9」の採点を与えた。プレミアリーグで10シーズン目を迎えている孫興民は、この日の試合でデビューシーズンを除いて、9シーズン連続の二桁得点に向けて本格始動した。リーグ通算121ゴールと122ゴールを記録し、プレミアリーグ史上得点ランキング21位にランクされた。
この日、フル出場した孫興民は、「先週(レスターシティ戦は)本当にがっかりした。圧倒的に試合を支配したにもかかわらず、悪い判断とパスが出たが、今日は皆が脅威的なプレーを見せ、正しい決定を下した」と満足げだった。トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督は最近、孫興民が「トッテナムで優勝してレジェンドと呼ばれたい」と話したことについて、「(レジェンドになるために)決まった基準はないが、いつか孫興民が引退する時、トッテナムで尊敬される同僚になることを信じて疑わない」と賛辞を送った。そのうえで「私が彼を好きなのは、依然としてより多くのことを成し遂げようとモチベーションがあるからだ」と付け加えた。レスター・シティ戦では「孫興民を放出リストに含めなければならない」という一部の地元メディアの酷評を結果として静めた。
同日、マンチェスター・シティの「怪物FW」アーリング・ハーランドは本拠でのイプスウィッチ・タウンFC戦でハットトリックを記録し、チームの4-1逆転勝ちを導いた。前半12分、PKで1-1の同点に追いついたハーランドは前半16分と後半43分にゴールを決め、シーズン初のハットトリックを果たした。
リーグ3年目のハーランドは通算68試合目で7度目のハットトリックを記録し、歴代同部門7位タイに名を連ねた。同じく7回のハットトリックを記録したウェイン・ルーニー(引退)の491試合と比べると7倍以上の速いペースだ。同部門1位はセルヒオ・アグエロ(引退=275試合)の12回。最近、2シーズン連続リーグ得点王に輝いたハーランドは、シーズン4号ゴールで得点ランキング首位に躍り出た。孫興民とブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCのダニー・ウェルベック(以上2ゴール)が2位タイで後に続いている。
フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(PSG)の李康仁(イ・カンイン)は開幕2試合連続でゴールを決めた。李康仁は24日、フランス・パリで行われたモンペリエHSCとの今季第2節試合に後半17分に交代投入され、20分後にペナルティーエリアの外で左足のミドルシュートで同日、チームの6点目を決めた。 PSGは6-0で完勝し、2連勝をマークした。
姜泓求 windup@donga.com