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ロシア、ウクライナに大反撃 「親ロシア」ベラルーシが国境に兵力集結

ロシア、ウクライナに大反撃 「親ロシア」ベラルーシが国境に兵力集結

Posted August. 27, 2024 09:12,   

Updated August. 27, 2024 09:12

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ウクライナのロシア本土への進撃が3週間近く続いている中、ロシアが26日、ウクライナの首都キーウに大規模な空爆を行った。ポーランドやベラルーシなど周辺国も戦線拡大の可能性に緊張している様子だ。

ロイター通信などによると、ロシアは同日午前、キーウとハルキウを含むウクライナ全域に大規模な無人機(ドローン)とミサイル空爆を行った。ウクライナ軍は、「ロシアが数十回のドローン攻撃を行い、その一部を迎撃した」と明らかにした。ロシアはまた、長距離戦略爆撃機ツポレフ(Tu)-9511を動員し、複数のミサイルを発射した。ウクライナ当局は、キーウでは死亡者は発生しなかったが、ザフォリア、ドニプロ、ルーツク地域などで少なくとも3人が死亡し、ウクライナの一部地域で電力と水道の供給に支障が出たと明らかにした。

ウクライナは、24日の独立記念日を前後して、ロシアの大規模なミサイル攻撃を予想していた。今月、ロシア南部クルスク州のスミ一帯を制圧することに成功し、最近ではハルキウと国境を接するベルゴロドにまで脅威を与えたことで、ロシアも大規模な反撃に出ると見たのだ。実際、ロシアは前日にもウクライナの最前線地域であるチェルノブイリ、スミ、ハルキウ、ドネツク地域にミサイル6機を発射し、少なくとも4人が死亡した。このため、英紙テレグラフは、ウクライナのロシア本土への奇襲が戦争の局面を覆す絶妙な一手なのか、恐ろしい過ちなのか、様子を見る必要があると報じた。

戦線が拡大する可能性に備えて周辺国も神経を尖らせている。特に、ロイター通信は、親ロシア国家であるベラルーシが最近、ウクライナ国境地帯にロシアの民間軍事会社「ワグネル」の兵力と装備を大量に集結させており、これに対してウクライナ政府が撤退を促したと伝えた。これに先立ち、ベラルーシのルカシェンコ大統領は、ウクライナのロシア本土への急襲を批判し、「国境に軍隊の3分の1を配置した」と明らかにした。

ポーランド軍は26日、X(旧ツイッター)に、「ロシアが、ポーランドとの国境に近いウクライナ西部にも空爆を加えたことで、ポーランドと友好国も空軍の活動を増やしている」と明らかにした。


イ・チョンア記者 clearlee@donga.com