Go to contents

同じ試合で両チームの選手として出場、148年の大リーグ史上初の珍事

同じ試合で両チームの選手として出場、148年の大リーグ史上初の珍事

Posted August. 28, 2024 09:30,   

Updated August. 28, 2024 09:30

한국어

ダニー・ジャンセン(29=ボストン・レッドソックス)が米大リーグ148年の歴史上初めて同じ試合に両チームの選手で出場する記録を残した。ジャンセンは柳賢振(リュ・ヒョンジン=37・ハンファ)がトロント・ブルージェイズでプレーする時、「専属」捕手を務め国内ファンにも馴染みのある選手だ。

ジャンセンは27日、ホームでの連続試合第1戦にブルージェイズの先発捕手として先発。そして、自分の打撃の順番にドールトン・バーショ(28)が代打に送られるのを確認した後、レッドソックスの交代捕手としてホームプレートの後ろに座って残りの試合を消化した。

このようなことが起きたのは、実はこの試合が始まったのは6月27日だからだ。ブルージェイズの7番で先発したジャンセンは、0-0だった2回表、1死1塁の状況で打席に入った。初球はファウル。その時から雨脚が太くなった。審判陣は1時間48分を待った後、結局、サスペンデッド(一時中止)を宣言した。

そして、それから66日が過ぎて試合が再開された。サスペンデッド試合は中止された状況のまま試合を再開しなければならない。問題は、ジャンセンが一時中止された翌日にレッドソックスに移籍したことだった。

レッドソックスのユニホームを着て14試合に出場したジャンセンが、再びブルージェイズ選手として出場することはできない。そのため、トロントはジャンセンの打順にバージョを代打で送った。レッドソックスもマイナーリーグのトリプルAに降格された同試合の先発捕手、リース・マグワイア(29)を外してジャンセンを投入する選手交代を行った。

ジャンセンはブルージェイズの4-1勝利で試合が終わった後、「野球は本当に歴史あるスポーツであり、あらゆることが起きているにもかかわらず、私がこのような記録を残した初めての選手だと聞いて驚いた。このような素敵なスポーツの歴史の一部になれる機会を得たということを不思議に思い、嬉しい」と話した。


任寶美 bom@donga.com