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米民主党議員「米朝首脳会談を行うには金正恩氏の大きな変化が必要」

米民主党議員「米朝首脳会談を行うには金正恩氏の大きな変化が必要」

Posted August. 29, 2024 09:15,   

Updated August. 29, 2024 09:15

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「米朝首脳会談が再び行われるには、北朝鮮指導者の重大な立場変化が必要だ」

米国のハリス副大統領が11月の大統領選挙で勝利した場合、有力な国務長官候補として注目されている民主党のクリス・クーンズ上院議員(デラウェア州・写真)が27日(現地時間)、東亜(トンア)日報の電話インタビューで、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記を「残酷な独裁者(brutal dictator)」と呼び、「独裁者と『ラブレター』をやり取りするのは正しくない」と述べた。そして、「あの独裁者は自国民を抑圧し、外国人を拉致して攻撃し、核兵器で地域と安全保障を脅かしている」と強く批判した。

これに先立ち、ハリス氏が22日の大統領候補指名受諾演説で、「正恩氏のような独裁者に擦り寄るつもりはない」と述べたことを考慮すると、北朝鮮が非核化と人権改善などに取り組まない限り、正恩氏との首脳会談は推進されないことを改めて強調したものとみられる。

クーンズ氏は、ハリス氏が当選した場合、北朝鮮-中国-ロシアの協力に対応して、韓米日の安全保障協力をさらに強化しなければならないと強調した。そして、「北朝鮮と中国、ロシアが協力することで、アジアは民主主義と安全保障に対する真の挑戦に直面している」とし、「インド太平洋の中心(anchor)は米韓・米日同盟であり、米日韓3ヵ国が共に自由を守る方法を講じることが重要だ」と述べた。また、「米日韓共同訓練をさらに増やして、自由で開放的な太平洋防衛のために私たちが協力できることを敵に示さなければならない」と述べた。

クーンズ氏は来月4日、韓国で開かれる韓米日3ヵ国経済対話(TED)に出席するために訪韓する。訪韓中、様々な政官界、財界関係者と会い、韓米日の安全保障・経済協力についても協議する予定だ。クーンズ氏は、「21世紀の人工知能(AI)と宇宙競争で(中国に)勝つためには韓国の技術力、革新、信頼性が必要だ」とし、「サムスン、現代(ヒョンデ)、SK、LGのような韓国の大企業との協力がなければ、米国のAI革新も実現できない」と強調した。


ワシントン=ムン・ビョンギ特派員 weappon@donga.com