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中3が「ディープフェイクの性搾取物」177件を作って金儲け

中3が「ディープフェイクの性搾取物」177件を作って金儲け

Posted August. 30, 2024 09:02,   

Updated August. 30, 2024 09:02

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ディープフェイク(人工知能基盤のイメージ合成)の性的搾取物を作って流通させる加害者が、これを通じて収益を創出していることが分かった。実際、韓国で中学生がディープフェイクの性的搾取物を売ってお金を稼いで警察に捕まった事例も確認された。当局の追跡が難しい仮想通貨で決済が行われるため、ディープフェイクの犯罪が陰で広がっているという指摘が出ている。

東亜(トンア)日報の取材チームが28日、ソーシャルメディア(SNS)のテレグラムで、ディープフェイクの性搾取物を流通しているチャットルーム10ヵ所に潜入し、取引の現状を調べた。このチャットルームでは、ビットコインなどの仮想通貨を利用してわいせつ物を売買する取引が行われた。取材チームが、性搾取物の購入を希望するように装って決済を試みると、「46種の仮想通貨で利用可能だ」という案内が出てきた。チャットルームでは、「より赤裸々な性搾取物を購入したければ、より大きな金額を払え」という趣旨の案内も続いた。

ディープフェイクの犯罪を実際の金儲けの手段としていた中学生が、警察に検挙された事例も確認された。2021年7月、慶尚北道亀尾市(キョンサンブクド・クミシ)の中学3年生のA君は、性搾取物の製作者に、15歳の女子生徒2人の顔を裸の写真に合成してほしいと依頼した。A君はその後、直接ディープフェイク物の製作方法を身につけ、児童青少年の性搾取物をはじめ、計177件のディープフェイク物を作った。彼は自分が作った性搾取物を、テレグラムのチャットルームで売った。さらに、合成写真を当事者である被害女性に伝送後、「裸の映像を撮って送れ」と脅迫した。結局、警察に捕まったA君は裁判にかけられ、昨年11日、懲役2年、執行猶予4年の判決を受けた。

専門家らは、このような事例は氷山の一角だと指摘する。一部の犯罪組織は、数千ウォンさえ払えば性搾取物を自動的に作ってくれるプログラム、別名「ディープフェイクボット(bot)」でお金を稼いでいるためだ。性搾取物で収益を上げることができる取引構造が維持される限り、犯罪は消えないという懸念が出ている。東国(トングク)大国際情報保護大学院のファン・ソクジン教授は、「仮想通貨が違法的わいせつ物流通の主要ツールとして利用されている」とし、「より大きな金額を払うほど、よりひどいわいせつ物を受け取ることができるため、犯人が大金を稼いでいる」と指摘した。


ソン・ジュンヨン記者 イ・スヨン記者 hand@donga.com