Go to contents

尹大統領、韓東勲氏の仲裁案に触れず「政府与党間の疎通は円滑」

尹大統領、韓東勲氏の仲裁案に触れず「政府与党間の疎通は円滑」

Posted August. 30, 2024 08:59,   

Updated August. 30, 2024 08:59

한국어

「政府与党の間で、コミュニケーションがまともにされなければならないでしょう。政府与党間に問題は全くない」

尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は29日、国政ブリーフィングに続いて開かれた記者会見で、政府与党間の関係について「多様なチャンネルを通じて円滑に疎通しており、週末ごとに高位政府与党協議もきちんと行っていると理解している」とし、「わが党の議員や関係者らと随時電話をしているだけでなく、(彼らが)訪ねてくることもある」と話した。「国民の力の韓東勳(ハン・ドンフン)代表が大統領室の立場と異なる2026学年度の医学部定員の増員猶予案を提案した後、尹大統領と国民の力執行部との晩餐会が延期されたことは、韓代表との気まずい関係のためだという見方がある」という質問に対する答弁だった。尹大統領は、「様々な懸案について、多様な意見が出てくるのが自由民主主義ではないか」とも話した。

しかし、尹大統領はこの質問に対する答弁はもとより、同日行われた記者会見の中で、一度も韓氏について言及しなかった。与党からは「尹大統領が、韓代表に対する不快感を表わした」という解釈が出てきた。

韓氏は同日も、医学部増員問題に関連して仲裁案が必要だという立場を曲げなかった。韓氏は、医療空白事態について「政府は管理可能だと判断し、私は国民の世論と民心を聞いて深刻だと判断した」とし、認識に差があることを公に言及した。韓氏は「医療改革のエンジンは国民だ。国民の心配と不安もよく聞いて反応しなければならない」とし、「今は代案と仲裁を必要とするほど、救急室や手術室の状況が深刻であることと、実効的代案として何があるのか、この2つの判断が必要だ」と述べた。

韓氏は、尹大統領の国政ブリーフィングと記者会見の生中継が行われる時間に、ソウル中区(チュング)の環境公務官専用休憩建物である中区のコウンジャリを訪れ、現場で懇談会を行った。


金埈馹 jikim@donga.com