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米国供与のウクラF-16戦闘機1機墜落、スターパイロット死亡

米国供与のウクラF-16戦闘機1機墜落、スターパイロット死亡

Posted August. 31, 2024 15:16,   

Updated August. 31, 2024 15:16

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米国がウクライナに供与したF-16戦闘機1機が29日(現地時間)に墜落し、ウクライナのスターパイロット、オレクシー・メス中佐(31・写真)が死亡したと、CNNなどが報じた。メス氏は、旧ソ連が開発した戦闘機「ミグ」に慣れている多くのウクライナのパイロットとは違って、F-16を操縦できる数少ない精鋭パイロットだった。メス氏の死により、もともとロシアに比べて空軍力が劣るウクライナに大きな打撃が予想される。

ウクライナ軍はメス氏を大佐に追叙する一方、墜落原因も調査している。米紙ウォール・ストリート・ジャーナルなど米メディアは、「パイロットのミス」と報道したが、ウクライナ軍は否定した。

2022年2月にロシアの侵攻を受けたウクライナは、侵攻直後から米国など西側諸国にF-16の支援を要請した。戦争の拡大を懸念した米国は昨年8月にようやく許可し、実際の引き渡しは今月初めに行われた。

この過程でメス氏は、仲間のパイロット、アンドリー・ピルシチコウ氏と共に米議会を何度も訪れ、支援を訴えた。特に、ピルシチコウ氏が米国の支援決定が下された昨年8月、戦闘機衝突事故で亡くなり、大きく心を痛めていたという。

ウクライナは、米国の支援が決定された後、10人余りのパイロットを米国に派遣して訓練させた。ただし、F-16の操縦法の習得には少なくとも数年かかる。ウクライナ軍は半年余りの訓練でF-16戦闘機を実戦配備した。


イ・ギウク記者 71wook@donga.com