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救急救命室の危機が本格化、夜間や週末閉鎖が拡散

救急救命室の危機が本格化、夜間や週末閉鎖が拡散

Posted September. 02, 2024 09:26,   

Updated September. 02, 2024 09:26

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1日午後3時。忠清北道忠州市(チュンチョンブクド・チュンジュシ)の建国(コングク)大学忠州病院の救急室は、電気が消えて静まり返っていた。生死の岐路に立たされた患者と保護者、救急車が出入りしていた入口もがらんとしていた。ガラスドアに貼られた「365日24時間専門医常駐」の文句の横には、「救急救命室の臨時閉鎖」という新しい案内文句が貼られたままだった。この日、病院で会った入院患者は、「忠州に住む知人が最近、5カ所の救急室を回っていたが、受け入れてくれるところがなくて死亡した。このようなことが続きそうで心配だ」と話した。

医療空白が長期化し、運営を中断する大手病院の救急室が増えている。先月までは順天郷(スンチョンヒャン)大学天安(チョンアン)病院や忠北(チュンブク)大学病院などが一時的に1日や二日間救急室を閉鎖したり、一部の診療を縮小する水準だったが、今月からは週末または夜間診療を無期限中断する病院が現れ始めている。

建国大学忠州病院は、1日から救急室を平日午前9時から午後9時まで運営することにした。平日の夜間と週末に救急室を閉めることにしたが、秋夕(チュソク=旧暦の8月15日の節句)連休時も救急室を運営しない。病院側は、「救急医学科で働いていた専門医7人全員が辞職の意思を明らかにし、このうち5人が実際に病院を離れ、やむを得ず取った措置だ」という立場だ。

救急医学科の専門医15人のうち8人が病院を離脱した世宗忠南(セジョン・チュンナム)大学病院も1日から夜間救急室の運営を中断した。救急医学科の専門医5人のうち2人が休職した江原(カンウォン)大学病院は、2日から夜間の成人診療を中断する。


チョ・ユラ記者 清州=チャン・ギウ記者 jyr0101@donga.com