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「秋夕連休中に病院指定し不履行の際は不利益」、政府対策に医療界で不満の声

「秋夕連休中に病院指定し不履行の際は不利益」、政府対策に医療界で不満の声

Posted September. 02, 2024 09:26,   

Updated September. 02, 2024 09:26

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秋夕(チュソク=旧暦の8月15日の節句)連休中に救急医療に混乱が発生する可能性があるという懸念が出ている中、政府が秋夕連休中の「オープン病院」を指定し、診療をしなければ、不利益を与える可能性があるという公文を送って議論を呼んでいる。医療界からは「帰省もさせないのか」という不満の声が出ている。

医療界によると、保健福祉部(福祉部)は最近、大韓医師協会に対し「秋夕連休の緊急診療体系運営計画」関連の協力要請公文を送った。公文には、秋夕連休中(14~18日)に救急救命センターの他に「オープン病院」を指定するため、地域ごとに医療関係者の団体と協議し、十分な病院が申請できるようにするという内容が盛り込まれている。また、「適正数を指定できなければ、申請していない医療機関のうち、オープン病院(当直医療機関)を指定できる」という内容も含まれている。

政府は、「オープン病院」に指定されれば、連休の一週間前に指定事実とオープン期間などを通知することにした。公文には、指定された病院の診療不履行時は、不利益を与える可能性があるという内容も含まれている。

医療界からは不満の声が出ている。連休の一週間前に強制的にオープンを義務付ける病院を指定し、履行しなければ不利益まで与えるのはひどすぎるという。救急医学医師会の非常対策委員会と全国医学部教授協議会は1日、共同声明を発表し「『連休中の自主的参加』と言うが、応じなければ現場調査と告発をするという」と批判した。

福祉部の関係者は、「祝日の度に、より多くの病院がオープンできるよう、地域医師会に協力要請をしてきた」とし、「参加を表明した病院が参加しなければ、地方自治体レベルで不利益を与えることはできるが、政府が強制的にオープン病院を指定し、不利益を与える計画はない」と釈明した。政府は先月28日、「秋夕連休中に、全国的に4000以上の当直病院を運営する」と発表した経緯がある。


チョ・ユラ記者 jyr0101@donga.com