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「アイドルはなぜ韓国に留学するのか」 K-POPドキュメンタリーが続々放送

「アイドルはなぜ韓国に留学するのか」 K-POPドキュメンタリーが続々放送

Posted September. 03, 2024 09:13,   

Updated September. 03, 2024 09:13

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「まだ習ったばかりなので、練習しなければならない部分が多いです」

メンバー全員が英国人で構成された5人組ボーイズグループ「ディアアリス」のジェームズ・シャープは、練習室でのトレーニング服の姿でこのように話した。初の練習生評価を控えて緊張した様子が歴然としている。他のメンバーも、「ダンスを見せることを考えると、少し緊張する」、「少し緊張するが熱心に準備した」などの感想を明らかにした。

先月17日から、英国の公共放送BBCで放送されているドキュメンタリー「メイド・イン・コリア:ザ・K-POPエクスペリエンス(Made in Korea:The K-Pop Experience)」の一シーン。ディアアリスは、SMエンターテインメントとカカオエンターテインメント北米統合法人が英国現地のエンターテインメント社と共に披露したKポップの現地化グループだ。

3話まで公開されたドキュメンタリーには、ディアアリスのメンバーたちが100日間ソウルに滞在し、SMでKポップのトレーニングを受ける様子が盛り込まれている。ボーカルとパフォーマンストレーニング、チームワーク、メンバースタイルのコンセプト企画など、アイドルの制作過程を深層的に扱う。6部作からなるドキュメンタリーは、ゴールデンタイムの毎週土曜日午後5時15分、英国現地で放送される。

最近、Kポップの現地化など、グローバル進出にスポットライトを当てた海外ドキュメンタリーシリーズが続々放送されている。この中には、有名制作陣が参加したドキュメンタリーも含まれている。これまでも、防弾少年団(BTS)やBLACKPINKなどの公演実況に焦点を当てたドキュメンタリーはあった。しかし、最近制作された海外ドキュメンタリーはこれにとどまらず、韓国エンター産業を深層分析することで差別化される。ドキュメンタリー「メイド・イン・コリア」に登場したカカオエンターテインメントのチャン・ユンジュン共同代表は、「K-POPは、いまや華やかな衣装と完璧なパフォーマンスなどが結合された『視覚的ジャンル』」であり、「グローバル現象で、今後も成長し続けていくだろう」と話した。

先月30日、アップルテレビ+は、6部作のドキュメンタリーシリーズ「ウェルカム・トゥ・K-POP:アイドル物語」を公開した。多様なKポップの歌手たちの舞台裏の努力を扱ったこのドキュメンタリーには、DRミュージック所属の4人組の多国籍ガールズグループ「ブラックスワン」と女性ソロアーティストのジェシー、9人組男性アイドルのクラビティなどが出演する。ブラックスワンの外国人メンバーたちが、韓国語とラップ、ダンスを身につけるために奮闘する姿と、つらい韓国生活で起きたメンバー間の対立などが盛り込まれている。

先月21日、ネットフリックスに公開された8部作のドキュメンタリー「ポップスターアカデミー:キャッツアイ」は、ハイブと米国ゲフィン・レコードとが共同で作ったガールズグループ「キャッツアイ」の誕生過程にスポットを当てる。米国で活動するキャッツアイは、米国人が3人、スイス人が1人、フィリピン人が1人、韓国人が1人で構成されている。ドキュメンタリーには、世界的ポップスターのマドンナやブリトニー・スピアーズなどと作業した有名プロデューサーやトレーナーたちが大勢登場する。

Kポップのドキュメンタリーには、海外の有名制作陣が参加した。ディアアリスを扱った「メイド・イン・コリア」は、ボーイズグループ「ワンディレクション」を誕生させたオーディションプログラム「Xファクター」の制作者ナイジェルホールが制作に乗り出した。「ウェルカム・トゥ・K-POP」の制作は、過去にエミー賞を受賞したジェイ・ピーターソンとトッド・ルービンが引き受けた。


サ・ジウォン記者 4g1@donga.com