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射撃のパク・ジンホがパリ・パラリンピックで2冠、韓国選手初の快挙

射撃のパク・ジンホがパリ・パラリンピックで2冠、韓国選手初の快挙

Posted September. 05, 2024 09:20,   

Updated September. 05, 2024 09:20

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「スマイルシューター」パク・ジンホ(47)が韓国選手では初めてパリ・パラリンピック2冠に輝いた。

パク・ジンホは3日、シャトールーのフランス国立射撃場で行われたSH1等級(脊髄障害)男子ライフル50メートル3姿勢(R7)決勝でパラリンピック新記録の454.6点をマークし、2位董超(Chao Dong=39、中国、451.8点)を2.8点差で引き離した。そして、先月31日に行われた男子10mエアライフル立射(R1)に続き、今大会2個目の金メダルを獲得した。

パク・ジンホは、「初めて金メダルを取った時より、もっと信じられない気持ちだ。これは夢なのか現実なのか、という感じ」とし、「自分は涼しいのが好きだが、今日は天気が涼しくて楽に撃てた。おかげでパラリンピック新記録まで出せたようだ」と話した。

水原(スウォン)大学体育学科を卒業したパク・ジンホは2002年、転倒で車椅子に座ることになった。パク・ジンホはこのことで「アスリートになる」という夢を諦めようとしたが、一番上の姉のパク・ギョンミさん(51)が「障害者も運動ができる」と弟を説得した。パク・ジンホは「男らしい運動がしたい」と言って射撃を選択した。

パク・ジンホは以後、2014年世界障害者射撃選手権で4冠に輝くなど「障害者射撃のチン・ジョンオ」というニックネームを得た。しかし、パラリンピックの金メダルとは特に縁がなかった。初のパラリンピック舞台だった2016年リオデジャネイロ大会では手ぶらで帰り、3年前の東京大会のでも銀メダルと銅メダルを1個ずつ獲得するのに満足しなければならなかった。

今大会2冠になったパク・ジンホは、5日に開かれる50mライフル伏射混合(R6)で3冠に挑戦する。パク・ジンホが同種目でも金メダルを獲得すれば、韓国の障害者射撃史上初のパラリンピック単一大会3冠のタイトルを獲得することになる。

パク・ジンホは、「今大会で最初の金メダルを取った時も一日だけ祝ってもらって、翌日から『一試合が終わっただけ』と思った。その時、浮かれていたら2冠はなかっただろう」とし、「パラリンピックに未練が多いので、次の試合も最初から始める気持ちで臨む。大会が終わったら実家と妻の実家を回りながらパーティーをしたい」と話した。

パク・ジンホの妻ヤン・ヨンジュさん(43)も障害者射撃選手だ。二人は同じ病院で一緒にリハビリを行いながら愛を育み、2004年夫婦になった。そして、夫の勧めで妻も銃を持って射撃選手夫婦になった。今大会には一緒に出場できなかったが、2022年昌原(チャンウォン)世界障害者選手権では夫婦が並んで太極マークを付けた。


シャトールー=キム・ジョンフン記者 hun@donga.com