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ディープフェイク物議のさなか、テレグラム月利用者31万人増加「過去最大」

ディープフェイク物議のさなか、テレグラム月利用者31万人増加「過去最大」

Posted September. 06, 2024 09:17,   

Updated September. 06, 2024 09:17

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ディープフェイクわいせつ物が違法に流布されている通信アプリ「テレグラム」の韓国での月間利用者数が先月、過去最大規模で増加したことが分かった。ディープフェイク犯罪の深刻さが一般的に知られるようになり、むしろテレグラムに利用者がより多く流入したものとみられる。模倣犯罪も懸念されている。

5日、データプラットフォーム企業アイジーエイワークスのモバイルインデックスによると、8月1ヵ月間のテレグラムの月間アクティブユーザー(MAU)は347万1421人で、前月の7月より31万1130人増加したことが分かった。このような増加幅は、アンドロイドとアップルのアプリマーケット集計が始まった2021年3月以来、最大規模だ。

テレグラムのMAU増加は、10代のユーザーが増加した影響が大きいことが分かった。10代のMAUは7月=41万1754人から8月=51万1734人に9万9980人増加した。全体の増加幅の32.1%で最も大きな割合を占めた。

10代が1ヵ月の間に10万人ほど増えたことになる。海外のプラットフォームであるテレグラムに国内捜査機関の管轄権が及ばないことが広く報道されると、好奇心でテレグラムを利用しようとアクセスした10代が急増したためとみられる。性犯罪1級公認専門検事(ブラックベルト)出身のパク・ヒョンジュ弁護士は、「ディープフェイク関連犯罪は、『n番部屋事件』で広く知られている違法撮影物関連犯罪より犯罪の重大性や深刻性において重くないという誤った認識がある」とし、「最近の利用者急増による模倣犯罪の発生も懸念される」と指摘した。

実際、ディープフェイク事件の加害者と被害者ともに10代の割合が多いことも問題視されている。警察庁によると、ディープフェイク集中取り締まりが行われた先月26~30日に届けられた118件の犯罪のうち、容疑者として特定された33人のうち31人が10代だった。女性家族部傘下の韓国女性人権振興院によると、今年1月1日から8月25日までデジタル性犯罪被害者支援センターにディープフェイク被害支援を要請した781人のうち288人(36.9%)が10代以下だった。国内でテレグラムアプリの年齢制限は12歳以上だ。


チャン・ウンジ記者 jej@donga.com