Go to contents

「ゴスリングが出るロマンス映画を見せて」 AIとロボット技術のコンテストになった家電見本市

「ゴスリングが出るロマンス映画を見せて」 AIとロボット技術のコンテストになった家電見本市

Posted September. 09, 2024 09:17,   

Updated September. 09, 2024 09:17

한국어

7日(現地時間)、ドイツのベルリンで開かれたヨーロッパ最大の家電見本市「IFA2024」は、家電の見本市という言葉が顔負けするほど、情報技術(IT)やAI、ロボット技術の競技場にアップグレードされていた。

今回のIFAで最も進んだAIやロボット技術を披露した企業は、三星(サムスン)電子とLG電子。両社は、製品のラインナップを並べていた従来と違って、AI基盤のスマートホームプラットフォームを中心に家電を有機的に連結した生態系を展示した。前日、ドイツのオラフ・ショルツ首相が直接三星とLGブースを相次いで訪問し、AIロボットを体験するほどだった。現職のドイツ首相がIFA会場を訪れたのは、2006年以降18年ぶりのことだ。今年、IFAは100周年を迎えている。

来場客の関心も、AIロボットに集中した。音声秘書ビックスビーを搭載した三星電子のコンパニオンロボット「バリー」は、「○○○に電話をかけてくれ」のような日常言語で命令を下し、実際に電話をかける機能を実演した。LG電子の移動型AIホームハブ(モデル名Q9)は、本を顔に当たるディスプレイにかざすと、タイトルを認識後、学習した本の内容を要約して読み上げる機能を披露した。「頭」を撫でると笑顔になったりもした。

1人の実演者が中国語で中国家電メーカー「長虹」の人工知能(AI)テレビに対し、「ライアン・ゴスリングが出てきたロマンス映画を流して」と言うと、「はい、映画『ノートパソコン』を再生します」と答えた。「彼女が携帯メールに、はてなマークのみ送ったがどういう意味か?」と言うと、「彼女は怒っているようです。まず謝罪し、立場を明確に説明してください」と助言した。同日、現場で取材に応じた長虹の関係者は、「今は中国語のみ使用可能だが、まもなく英語などに支援言語を拡大し、欧州市場に発売する計画だ」と話した。


ベルリン=ホン・ソクホ記者 will@donga.com