先月、全国の家庭の平均電気料金は、1年前より7500ウォン増えたことが分かった。過去最長の熱帯夜が続き、エアコンなどの冷房の使用が増え、電力使用量も増加したためだ。
9日、韓国電力は、先月の住宅用電気の1世帯当たりの平均使用量は363kWh(キロワット時)で、昨年同月(333kWh)より9.0%伸びたと発表した。このため、先月の住宅用電気料金は1世帯当たり平均6万3610ウォンで、1年前(5万6090ウォン)より13.4%(7520ウォン)上がったものと分析された。
電気料金の値上げの幅が使用量の増加幅より大きいのは、住宅用電気に対し、使用量が多いほど電気料金が高くなる累進制を適用した結果だ。韓電は、7月と8月の家庭用電気料金の場合、「300kWh以下」「300~450kWh」「450kWh超過」の3区間に分けて、上に行くほど料金を高くしている。
先月の電気料金が1年前より伸びた世帯は76.2%だった。料金の増加が1万ウォン未満の世帯(973万世帯)が全体の38.6%で最も大きな割合を占め、1万~3万ウォン増加した世帯(710万世帯)は28.2%でその次だった。全体2522万世帯の22.6%を占める569万世帯は、むしろ先月の電気料金が減ったことが分かった。韓電の関係者は、「先月の1世帯当たりの平均使用量を基準に見れば、日本とフランスの電気料金は韓国の2倍以上で、米国は2.5倍、ドイツは3倍の水準だ」と明らかにした。
金道炯 dodo@donga.com