政界が、秋夕(チュソク・陰暦8月15日)前に医療界の一部だけが参加して「与野医政」協議体を発足させるかどうかをめぐって困難に直面している。与党「国民の力」の韓東勲(ハン・ドンフン)代表は12日、「医療界は意見を一つにまとめることが難しく、それを要求するのも無理だ」とし、「参加する医療界と共にひとまずスタートさせよう」と述べ、秋夕前に発足することを呼びかけた。しかし、大韓専攻医協議会(大専協)や大韓医師協会(医協)など医療界の多くの団体は協議体への参加に消極的な姿勢を示している。最大野党「共に民主党」は「大専協、医協など核心団体が抜けた協議体には参加しない」と主張した。
「国民の力」の金相勲(キム・サンフン)政策委議長は同日、「全国医大教授協議会(全医教協)と韓国医大・医学専門大学院協会(KAMC)が参加の意向を示した」と明らかにした。これに対して全医教協は声明を発表し、「今のところ参加するかどうかについて議論したり、決定したことはない」と反論した。KAMCの関係者も、「理事会内部で専攻医(インターン、レジデント)と医学部生の参加が前提にならなければならないという内部意見がある。協議体への参加が決定されたことはない」と主張した。
民主党は、核心団体が参加しなければ協議体に参加できないという立場だ。同党の陳声準(チン・ソンジュン)政策委議長は同日午前、院内対策会議で「実質的な医療界代表が参加しない植物協議体の発足は何の意味もない」と述べた。これに対して韓氏は同日午後、「地域・必須医療体系の改善に向けた政府与党間協議体」で、「医協が必ず参加しなければならないなど前提条件を付ければ、スタートもできず頓挫するだろう」と民主党の参加を促した。
政府与党間協議会では、「2025学年度医学部定員増員の再調整」に関連し、政府与党間で激論が行われた。韓氏は非公開会議で「医療界が参加できるよう議題をオープンしなければならない」とし、韓悳洙(ハン・ドクス)首相は「2025学年度の話は絶対にしてはならない」と反対意見を明確にしたという。
チョ・グォンヒョン記者 イ・ジウン記者 buzz@donga.com