真昼に新林(シンリム)駅の近くで凶器を振り回して1人を死亡させ、3人に重傷を負わせた「新林駅凶器暴動殺人事件」で起訴されたチョ・ソン被告(34)の無期懲役が確定した。
最高裁判所1部(主審・魯坰泌最高裁判事)は12日、殺人や殺人未遂などの罪で起訴されたチョ被告の上告審で、無期懲役を言い渡した原審を確定した。最高裁は「犯行の動機や手口、結果などを見ると原審が被告人に対して無期懲役を判決したことが大変不当だったとは見られない」とし、「被告人は、殺人犯罪を再び犯す危険もある」と明らかにした。チョ被告は昨年7月21日、ソウル地下鉄2号線の新林駅近くの繁華街で、20代の男性A氏を凶器で約18回刺して死亡させ、その後も無差別に凶器を振り回し、30代の男性3人に重傷を負わせた容疑で拘束起訴された。
1審と2審は、すべての起訴内容を認めて無期懲役を言い渡し、30年間の位置追跡電子装置の付着を命じた。当時、裁判所は「被告人が被害妄想や関係妄想を経験したことを考慮しても、その非難の可能性が非常に高い」とし、「動機も明確でなく、国民が予測できない不安を訴えた」と話した。
キム・テオン記者 beborn@donga.com